AF-2021214-B2一般研究開発助成付加加工,レーザー積層造形,粉末床溶融結合,金属3Dプリンタ粉末床溶融結合,高重力場,金属3Dプリンタkoike@sd.keio.ac.jp慶應義塾大学 理工学部システムデザイン工学科 准教授小池 綾− 51 −レーザプロセッシング高重力場を援用した粉末床溶融結合法の高機能化に関する研究金属3Dプリンタは,省資源性・省スペース性に優れることから,長期的かつ継続的な宇宙計画における部品の製造・修理に活躍することが期待されている.しかしながら,低重力場は材料の浮遊,スパッタの激化,内部欠陥の増加など,3D造形を行うには極めて劣悪な環境である.これらの技術課題をいかに解決するかが世界的に議論されている中で,本研究は高重力場において低重力場の技術課題を技術的メリットに転換する提案を行っている.遠心機と3D造形ユニットを融合した高重力場3D造形装置を開発しており,さらに機能性を高めていく中で,高速回転においても造形台へのレーザ走査を適切に行える光学デバイスとして光スリップリングの開発を目指している.高重力場3D造形装置の改良により,従来の3Dプリンタを圧倒する高精度化・高効率化を実現する.
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