■・■圧延温度の検討■■■■■■■■に対して,圧延ローラー温度および試料温度の影響について検討した.圧延ローラー温度および試料温度をともに ■■℃とした場合, パス目でマグネシウム合金とアルミニウム合金の界面において剥離が発生し,圧延ができなかった.圧延ローラー温度および試料温度をともに ■■℃とした場合と,試料温度のみ ■■℃に低温化した場合においては,圧延が可能であることが確認できた.図8に示す通り接合界面は平坦であり,欠陥等は見られなかった.接合界面■■■組織を図9に示す.圧延ローラー温度および試料温度をともに ■■℃とした場合(図9ff■■),いずれも■■■■℃とした場合(図4ff■■)と同様の組織が確認でき,中間層は二層構造となっていた.一方で,圧延ローラー温度を ■■℃,試料温度を ■■℃とした場合(図9ff■■),中間層の厚みが薄くなった.■■■■■■■■の圧延後試料における引張試験結果を図10に示す.引張強度については,圧延温度条件による大きな変化はなかった.破断伸びについては,圧延時の温度条件が低くなると低下した.圧延時の温度が低くなるとマグネシウム合金の変形能が低下することが一つの要因と考えられるが,亀裂の発生・進展の挙動を含む界面組織の状態については,更なる検討を要する.図8■■■■■■■■の圧延後における接合界面組織.ff■■圧延ローラー温度■■ ■■■℃,試料温度■■ ■■℃,ff■■圧延ローラー温度■■ ■■■℃,試料温度■■ ■■℃.図9■■■■■■■■の圧延後における接合界面■■■組織.ff■■圧延ローラー温度■■ ■■■℃,試料温度■■ ■■℃,ff■■圧延ローラー温度■■ ■■■℃,試料温度■■ ■■℃.図5圧延後試料における中間層の厚み■・■引張試験による機械的特性評価圧延後試料における引張試験結果を図5に示す.押出し方向に対して垂直方向に引張試験を行った.引張強度はマグネシウム合金の板厚が大きくなるにつれて高くなり,■■■■■■■■において最も強度が高く,延性も優れていた.図6に破面を観察した結果を示す.いずれの試料においても,アルミニウム合金側およびマグネシウム合金側の双方にて,延性破壊の特徴であるディンプル組織が確認できた.マグネシウム合金では部分的に平滑な破面も見られた.接合界面においては波打つような形状が見られた.破面の形態については,試料間に大きな差異は認められなかった.実際の接合強度評価についてはせん断試験による検討が必要である.図6圧延後の引張試験結果図7圧延後の引張試験後の破面観察結果− 348 −
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