天田財団_助成研究成果報告書2024
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本研究は公益財団法人天田財団の支援を受けて実施しました.ここに深謝いたします.また,本研究の遂行にあたっては,産業技術総合センター藤井勝敏主任専門研究員に研究の一部を協力していただきました.深く感謝の意を申し上げます. ■) 田中等幸・松原早苗・西村太志:レーザー学会誌,51- ) Xiaolei Ma, Jian Gup, Xuekang Si, and Jingnan Zhao: IOP ■) Ayat Khalaf Rahma, Ziad Aeyad Taha: J. Mech. Eng. Res. ■) R. Linggamm, M M Quazi, M Ishak, M H Aiman, A Q Zafiuddin and Abdullah Qaban: Mater. Sci. Eng. 1078-1(2021) 12015. ■) 野口学・八鍬浩:エバラ時報,252(2016), 31. ■) V. P. Veiko, A. A. Slobodov and G. V. Odintsova: A Laser ■) 田辺郁男:表面技術,60-11(2009)704. ■) ■) S. Kinoshita, S. Yoshioka, and J. Miyazaki: Rep. Prog. ■■) 日本工業規格:JIS Z8781-4(2013) ■■) シーシーエス株式会社:第32回色差と均等色空間, https://www.ccsinc.co.jp/guide/column/light_color/vol32.htm(参照 2024-04-24) 図11■レーザー加飾結果 左:段差モデル■右:傾斜モデル 図面(図10(a)),平面モデル画像(図10(b)),3次元モデル画像(図10(c))を示す.加飾ソフトウェアによって,3次元モデル画像から天面と傾斜面の2つの平面モデル画像を生成した.レーザー加飾の動作は,まずワークの天面にレーザーを照射した後,移動機構によって姿勢角度を18.43°傾けると同時に,天面と同じ照射距離になるようにZ軸方向に移動した.図11にレーザー加飾結果を示す.同図から,3次元モデル画像と同様の結果が再現されていることがわかる.なお,加工時間は442秒であった. 5.結論 ■本論文では,レーザーによって金属立体物を着色するレーザー加飾システムを提案し,簡易な立体物への加飾例を示した.本システムは,レーザーの照射距離を一定に保持することで,立体形状によらず入力画像の近似色の加飾を可能とした. ■今後は,実製品にある複雑な形状と意匠画像を用いて検討を進める予定である. 6(2023) , 371. Conf. Ser.: Mater. Sci. Eng., 538-1(2019), 012024. Dev. 44-6(2021), 379. Phys, 23-6(2013), 066001. Y. Lu, X. Shi, Z. Huang, T. Li, M. Zhang, J. Czajkowski, T.Fabritius, M. Huttula, and W. Cao: Sci. Rep. 7 (2017) 7092. Phys,71(2008) , 76401. 謝■辞 参考文献 − 329 −

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