■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■3. 研究方法と成果(基本挙動の把握) ■■・■■逐次曲げ加工の評価■ ・■■逐次曲げ加工の課題■逐次曲げ特有の課題として,平面の歪み,肩折れ,繰り返し経路のずれ等の不良がある.■【平面の歪み】左右対称の 曲線経路にて曲げを加えた場合に,パネルトップ面を平坦にしたいが,欠肉・肉余りに起因したゆがみが発生し,高低差の生じる形状になる.■現在,改善策を検討中である.(図4)■【肩折れ】下側治具の肩ローラ端で浅い折れが発生する.肩当たりを緩和する補助機構等で対策すれば改善できる.■【繰り返しのずれ】深く曲げる場合,徐々に押し込み量を増やしながら,同じ加工経路を通る曲げを複数回繰り返す.曲げが深くなると,加工品形状が立体的になるため,平面基準での被加工ワークの位置・姿勢制御では,加工位置が徐々にずれる.深く曲げるにつれて経路補正を入れる対策をすれば改善できる.■図4■ 本の曲げ加工結果■逐次曲げ加工の不具合と相関が高い加工条件を調べるために,加工条件を変え,S字経路に沿った逐次曲げを行う.“機器への負荷”が高く,肩折れなどの“曲げ品質”を低下させるような傾向を示す加工条件を探す.■前者の“機器への負荷”は,曲げツール上側治具に取り付けたロードセルで押し付け加重を計測して評価する.■後者の“曲げ品質”は,加工済みパネル形状を三次元形状測定機■■■■■■(■■■■■■■■社製)を用いて計測し,図5上図に示す■断面(断面■,■,■,■,■)での“曲げ角”や“肩折れ角”を用いて“曲げ品質”を評価する.■■“曲げ角”は,図5下図のように曲げ中心付近の角度とし,曲げが深いほど角度は小さくなる.一方,“肩折れ角”は各断面において,曲げ中心点から■■■■離れた点を結んだ直線と,肩折れ位置手前の点を結んだ直線の挟角と定義し,左右とも計測する.“肩折れ角”は角度が小さいほど,肩折れが目立たなく,曲げ品質が高いと評価する. 変更する加工条件は,①曲げ加工経路の複雑さ,②最終曲げ角度となるまでの反復加工回数,③被加工ワークの材種及び板厚,④加工ワークの幅,⑤加工速度の5項目とする.変更する加工条件の詳細を次に示す(表1).■【①加工経路】S字経路の端部■中央直線の構成角(進行方向に対して向きを変更する転進角度)を標準条件■■度に対し,■■度,■■度に変更する.角度が小さいほど直線に近い緩やかな加工経路になる(図6).■【②反復回数】押込ローラの最終押込量(■■■)は統一し,最終押込みに至るまでに繰り返す加工回数を変更する.標準条件は■回(■■■■■■回)とし,■回( ■ ■■■■回)や■回(■■■ ■■■■回)に増減させた条件で比較する.■【③材種】被加工ワークの材種と板厚を変更して加工する.標準条件の供試材は軟鋼板(板厚■■■■■)とし,より変形抵抗の高い■■■■系アルミ(板厚■■■■■)と■■■級ハイテン(板厚■■■■■)と比較する.■【④ワーク幅】加工前の基本寸法は幅,奥行きとも ■■■■とし,比較条件として,加工開始方向に対して直角方向の幅を,■■■■■や ■■■■に変更して比較する.■【⑤加工速度】標準条件は■■■■■■■■とし,加工速度を■■■■■■■や ■■■■■■■に増減して比較する.■表1■影響を調査する■項目と代表的な加工条件■条件■①加工経路の種類■標準■■■度経路■■■■■■■■■■■■①■②■■■度経路■③■④■⑤■図6■加工経路(左から転進角度■■■■■■■■度経路)■■■・ ■標準条件での加工結果■標準条件で逐次曲げ加工を行い,“曲げ品質”と“機器への負荷”を確認した.図7に,縦軸に加工時の加重を,②反復■回数ff回■■③材種■■板厚(■■)■軟鋼■■■■■図5■曲げ角度の評価■■■↑■↑■■■■■■■■■↑■軟鋼■■■■■■アルミ■■■■■■■ハイテン■■■■■■軟鋼■■■■■ ■■■■ ■■■■■■■■↑■■■↑■↑■↑■↑■④ワーク幅■⑤加工速度■ff■■■■■■■■ff■■■■ ■■■■■■↑■↑■↑■↑■↑■↑■↑■ ■■■■■■■■■■ ■■− 150 −
元のページ ../index.html#152