流動性が良く、金型内で比較的に流れやすい性質を有することが判明した。この結果を受けて、■■■金型■を用いて射出成形実験を行ったところ、表3に示す条件にて良好な成形体(図7)が得られることを確認した。比較として射出速度を■■■■■■に設定し、その他の条件は表3の通りに設定した際の凸形状部分の顕微鏡写真を図8に示すが、外周に近い凸形状部に充填不足が発生しており、良好な形状が得られなかったことから、射出速度が成形上の重要なパラメータであることが考えられる。図7■■粉末■■■成形体(■■■金型■)ff■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ff■■■■■■■■図8射出速度別の成形状態(■■■金型■)これらの結果を受け、表4の条件にて凸形状の直径、高さおよび間隔が小さい■■■金型■について成形実験を実施したところ、同様に良好な成形体(図9)が得られた。したがって、本研究で使用した■■粉末ペレットについては流動性が非常に高く、■■■■■以下の小さな形状に対しても問題なく成形が可能であると判断できた。表4良好な成形体が得られた射出成形条件射出温度■℃■型締め力■■■■■射出速度■■■■■■保圧■■■■■保圧時間■■■冷却時間■■■エジェクタ速度■■■■■■■■■■~■■■≧■■≧■■≧■■ ~■■■次に■■■電極を作製するため、成形体の脱脂焼結を行った。本研究で用いた■■粉末ペレットについては、バインダ樹脂やワックスなどの成分が開示されていないであったことから、■■■■■■分析を行い、含有されているバインダ樹脂およびワックス成分の熱分解温度を調査した(図10)。その結果、 種類の高分子材料の熱分解温度( ■■℃、■■■℃)および■■~■■■℃にわたって■種類のワックスおよび添加剤が確認されたため、この温度を脱脂条件に反映し、図11に示す温度パターンと不活性ガス雰囲気(脱脂時■ 減圧雰囲気、焼結時①高真空雰囲気、②■■加圧雰囲気、③■■大気圧雰囲気)で脱脂焼結を行った結果、図12に示す割れや膨れのない焼結体が得られた。焼結体の外寸を測定すると、焼結前の長さ■■■■■■、幅■■■■、厚さ ■■に対し、焼結体は長さ■■■■■■、幅■■■■■、厚さ■■■■■となり、 ■~ ■%の収縮が認められた。また、凸形状の収縮率も同等であり、金型■の成形体については焼結前の平均直径■■■■■、高さ■■■■■に対して、焼結後は平均直径■■■■■■、高さ■■■■■■となり、金型■の成形体については焼結前の平均直径■■ ■■、高さ■■ ■■に対して、焼結後は直径■■■■■■、高さ■■■■■■となった。図■■■粉末■■■成形体(■■■金型■)図10■■■■■■分析結果図11脱脂焼結温度パターン− 110 −
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