天田財団_助成研究成果報告書2023_2
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− 55 −レーザプロセッシングレーザプロセッシングAF-2020241-C2奨励研究助成(若手研究者枠)AF-2020242-C2奨励研究助成(若手研究者枠)ウェアラブルデバイス,ヘルスケアストレッチャブルエレクトロニクス,導電性高分子,レーザーアブレーションnaoji@elec.keio.ac.jpレーザー加工高出力レーザー,低温冷却Yb:YAGレーザー,レーザー加工ogino-jum@ile.osaka-u.ac.jp東京大学 先端科学技術研究センター 准教授大阪大学 レーザー科学研究所 助教松久 直司荻野 純平レーザーアブレーションによる高精細伸縮性半導体デバイス高速レーザー加工のための高出力繰り返しパルスレーザーの開発ウェアラブルデバイスによるパーソナルヘルスケアは、昨今のように医療資源へのアクセスが難しい状況でも高レベルで遠隔医療・予防医療を実現できる。本研究で開発する薄いゴムシートのような伸縮性トランジスタは、装着箇所を選ばず皮膚に融け込んでセンシングを可能にする次世代ウェアラブルデバイスとして応用が期待される。日常生活を一切阻害することなく高精度で筋電位や心電位などの生体信号の常時モニタリングを可能にする。本研究では伸縮性トランジスタの高性能化に最も重要な微細パターニング可能な伸縮性電極を開発し、それを用いた伸縮性トランジスタ、タッチセンサアレイを作製した。さらに作製した伸縮性電極は、伸縮性タッチセンサアレイなど様々な応用の可能性があることを示せた。社会インフラの老朽化に対する、低コストで持続的かつ戦略的な、保守・メンテが求められている。社会インフラの多くは金属構造材を含んでいることから、金属の構造物を長寿命化することが可能なレーザーピーニングが注目されている。しかしながら、レーザーピーニングは現状、付加価値の高いものへの適用が主流であり、社会に広く実用化されるには至っていないのが現状である。産業応用に適用する際に求められるレーザーとしては、十分なスループットを得るためには、パルスエネルギー1 J以上、繰り返し100Hz程度と言われている。現在市販のレーザーにこのスペックを満たすものは無いのが現状である。そこで、本研究では1J, 100 Hzを目標とし、産業応用での利用を想定し、扱いが容易なロッド型レーザーにおいて、将来的にさらなる高出力化を望める固体レーザーの新技術の確立を目指し、高効率かつコンパクトなレーザーシステムの開発を行った。

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