3.会議報告 先進的フェムト秒レーザーとその応用に関する国際会 キーワード:フェムト秒レーザー,時間空間ビーム品質,安定性 Fig. 1 Entrance at KAL hotel. Fig. 2 View from the hotel. 議(The 9th International Conference on Ultrahigh Intensity Lasers (ICUIL2022))に出席し,研究成果の発表を行った.プログラム委員として本会議のプログラムの審議・策定を行うとともに,セッションの座長を務める等,会議の運営にも貢献した.また,参加している研究者と本研究成果や,レーザー高度化及び応用研究に関して議論を行うとともに,今後の研究活動に有用な情報収集を行った. 会議はシングルセッションであり,参加者は全て講演を聴講することができる.比較的プログラムにも余裕があり,量子科学技術研究開発機構 関西光科学研究所 先端レーザー技術開発グループ 1.開催日時 2022年9月18日〜9月23日 2.開催場所 韓国・済州島・Seogwipo KAL Hotel(Fig. 1, Fig. 2) グループリーダー/上席研究員 桐山 博光 (2019年度 国際会議等参加助成 AF-2019240-X2) 議論も活発になされていた.また,2日目,3日目においては1時間30分のポスターセッションも行われ,より密な議論が成されていた.発表件数は2018年にノーベル物理学賞を受賞したG Mourou教授の講演から始まり,招待講演を含む72件の口頭講演,58件のポスター発表があった(口頭講演,ポスター発表の様子はそれぞれFig. 3, Fig. 4を参照).招待講演者の顔ぶれも北米,欧州,アジア等各地域から多岐にわたり,ベテランの研究者だけでなく,活躍している若手研究者の発表もあり,先進的フェムト秒レーザーとその応用の最新の動向を学ぶには最適の会議であった.参加者は全体で22か国から168名で,1番参加者が多かったのが開催国の韓国で,2番目はドイツ,次いでフランスであった.日本は7番目であった.出張者はフェムト秒レーザー自身やレーザーの時間空間ビーム品質向上や安定性を中心に情報収集を行った.展示会においても,最新の光学装置,周辺部品等に関する有益な情報を得る絶好の機会であった. 出張者は,”Demonstration of pulse temporal quality improvement in femtosecond pre-pulse and picosecond pedestal in the J-KAREN-P laser”というタイトルで口頭講演を行った.出張者らのフェムト秒レーザーの時間品質向上において,メインパルスに付随する不必要なプリパルスの除去技術の詳細について多くの質問を受けた.本研究開発が非常に興味を持たれており,レーザーの高強度化に伴って,その利用に向けた高品質レーザーに関する技術開発が重要であることが確認できた. 近年のフェムト秒レーザー技術の進展に伴い,実際の利用を行う際に重要となる時間品質などのビーム品質に関心がもたれ,これらに関して会議全体を通して議論が活発になされていた. Fig. 3 Oral session. − 461 −ICUIL2022国際会議参加報告書
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