(a) Fine,(b) Middle,(c) Coarse 図7■せん断試験後のABS樹脂側破面の様子: 図8■接合面積に対する残留樹脂面積の割合と (a) Fine,(b) Middle,(c) Coarse せん断接合強度の関係 7に示す.なお,剥離試験時のせん断荷重は図中右側から負荷している.Al合金基材側破面では,基材表面の構造サイズに寄らず凹部に樹脂が残留している.また,樹脂破面には,図4で示した樹脂単体積層材のせん断破面と同様に荷重負荷方向に引き伸ばされた形態を呈しており,凝集破壊が生じていることを示している.そこで,画像処理ソフトを用いて金属破面中央部の接合部領域において残留樹脂面積が占める割合を計測した.接合面積に対する残留樹脂面積の割合とせん断接合強度の関係を図8に示す.残存樹脂面積割合の増加とともに接合強度が増加していることから,接合強度は樹脂の浸潤によるアンカー効果に支配されていることが示唆される.また,Middle材の残留樹脂面積割合は67 %程で樹脂せん断強度に対する接合強度割合とほぼ一致している.この結果はMiddle材がABS樹脂の強度と実質的にほぼ同等の接合強度を有していることを意味している. 図6■せん断試験後のAl基材側破面の様子: − 316 −
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