− 29 −塑性加工塑性加工AF-2020011-B2一般研究開発助成AF-2020012-B2一般研究開発助成塑性加工,自動車,航空宇宙バニシング加工,表面改質,組織制御zhuj@mep.titech.ac.jp塑性加工陽極酸化ポーラスアルミナ,合金,ナノワイヤーkondo-toshiaki@aut.ac.jp東京工業大学 工学院 機械系 助教愛知工科大学 工学部・機械システム工学科 教授朱 疆近藤 敏彰バニシング加工によるタービンエンジンの複雑形状部品の表面改質技術塑性加工法にもとづく合金系ナノワイヤー形成技術の開発タービンブレードは航空機のジェットエンジンや発電所のガスタービンの最も重要な部品であり,高い形状精度を求められるほかに,高度な機械的性質も求められている.一方,バニシング加工は,工作物表面に高硬度の工具を押し付けて微小な凹凸を塑性変形させることで,材料表面に加工硬化層,圧縮残留応力層を与え,疲労強度や硬度,耐摩耗性の向上といった効果を同時に得られるという特徴がある.バニシング加工では,工具を押し付けるという工法のため,タービンブレードのような薄板部品への加工では変形が生じてしまうという課題がある.この課題を克服することで、タービンブレードの疲労強度の向上やインプラントの耐食性の向上など,薄板部品の表面改質に適用可能となる。本研究では三次元自由曲面を有する薄板材料へのバニシング加工の適用を目的とし,バニシング加工工具の設計,製作及び実験による評価を実施した.ナノワイヤーは,大きな比表面積を持つことに加えて,その幾何学形状に由来した異方的な電気伝導性や光学特性といった特異的な性質を示すことから,触媒の担体,太陽電池,化学電池の電極材料といったエネルギー変換デバイスへの適用が期待されており,その作製手法は大きな関心を集めている.金属ナノワイヤーはナノポーラス材をテンプレートとした電解析出法により形成されるが,スループットが低いこと,合金系ナノワイヤーの形成が困難といった問題がある.本研究では,塑性加工にもとづいた合金系ナノワイヤーの形成手法,および,金属ナノワイヤーの高スループット形成技術の開発を目的とした.詳細な検討の結果,アルミニウム合金ナノピラーアレイの形成が観察された.また塑性加工にもとづいた金属ナノワイヤーの連続形成に関する初期的な結果が得られた.
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