− 28 −塑性加工塑性加工AF-2020009-B2一般研究開発助成AF-2020010-B2一般研究開発助成塑性加工,機械部品製造塑性加工,板鍛造,製品平面度wang.zhigang.v3@f.gifu-u.ac.jp塑性加工高速度カメラ,超解像処理,微小ひずみtsuruya-tomohiro@hro.or.jp東海国立大学機構岐阜大学 工学部・機械工学科 教授北海道立総合研究機構 産業技術環境研究本部 工業試験場 材料技術部 主査王 志剛鶴谷 知洋板鍛造品の平面度に及ぼす金型弾性変形の影響高速度カメラと超解像処理によるプレス加工金型の微小ひずみ測定技術に関する研究板鍛造技術は中厚板材に深絞りなどの板成形工法と据込みや押出しなどの冷間鍛造工法を併用し,切削仕上げと同程度の形状および肉厚精度をもつ製品の製造技術として,国内では広く使われている.切削仕上げと同程度の形状精度をもつ板鍛造品を得ようとすると,圧縮金型の表面にクラウンを設ける必要がある.本研究において平板圧縮加工における最適なダイクラウンを調べた結果,以下のことが分かった.(1) 負荷による板厚減少率の増加に伴い,除荷による板厚の変化は増加から減少に転じ,除荷による塑性ひずみの付加が顕著となる.(2) 除荷による塑性ひずみの付加は,除荷時の圧縮円板の直径増加を実測することで実証された.(3) 負荷による板厚減少率の小さい場合においては,反転クラウンと最適クラウンの形状差異が大きい.本研究では,加工状態認識のための画像による非接触の金型ひずみ測定にあたり,微小時間で高精度なひずみ測定が可能な基礎技術の開発を目的として,低解像度画像から高解像度画像を再構成する超解像処理の有効性を評価した.はじめに,引張試験を対象としてひずみゲージによるひずみ測定と画像によるひずみ測定を行い超解像処理前後で両手法の測定値を比較した結果,超解像処理により画像によるひずみ測定の精度が向上した.次に,プレス加工中の金型を対象にひずみゲージによるひずみ測定と画像によるひずみ測定を行い超解像処理前後で両手法の測定値を比較した結果,超解像処理前後ともに差異が大きく,超解像処理の有効性は確認できなかった.以上のことから,対象により結果は異なったが,単純な変形において,超解像処理適用の有効性を確認することができた.
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