− 27 −塑性加工塑性加工AF-2020007-B2一般研究開発助成AF-2020008-B2一般研究開発助成塑性加工部分張り出し,衝撃エネルギー吸収体,金型不要,チューブフォーミング,ゴム弾性zhaoxilu@sit.ac.jp塑性加工チューブフォーミング,曲げ,アルミニウム合金偏心管utsumi@mail.saitama-u.ac.jp埼玉工業大学 工学部・機械工学科 教授埼玉大学 教育学部 生活創造講座 教授趙 希禄内海 能亜ゴム弾性を利用した金型不要の逐次部分張り出し塑性加工法の開発偏心管の曲げ加工における変形メカニズムとその抑制法衝撃エネルギー吸収体として設計される工業製品はよく見受けられる.圧潰変形途中で横へ折れ曲がる現象が生じる問題を改善するため,折紙構造を緩衝材設計に適用する検討が行われて,衝突エネルギー吸収性能向上に有効と検証されつつある.しかし,折紙型緩衝材は三次元的に複雑な形状をもつため,設計通りに加工するには困難となる問題が存在している。本研究では,折紙型緩衝材の加工問題を解決するため,新たに突起付き円筒型緩衝材を提案する.円筒素材の軸方向に沿って一定の間隔で部分張り出しの突起部を設ける.さらに円筒型緩衝材を簡易かつ安価で加工するように,ゴムの弾性を利用した逐次部分張り出し成形法を利用して,実際の専用加工装置を開発し,試作実験で得た円筒型緩衝材の測定結果とFEM解析結果を用いて,円筒型緩衝材の緩衝効果とそれを加工する新しい成形法の有効性が検証できた.プラント用の炭素鋼配管では,エロージョン・コロージョンによる配管直線部および曲げ部の配管減肉の問題が指摘されている.また,熱交換機に適用されている銅管では,内圧下の低サイクル疲労によって,管材の曲がり部の偏肉やへん平化から亀裂が発生しやすくなることも指摘されている.さらに,構造部材としての管材の金属疲労の懸念もある.そこで,すでに肉厚が偏った素管を用いて,一般的な曲げ加工法で肉厚を均一にすることを考えた.偏心した素管は市販されていないので,専用の金型を用い,アルミニウム合金を押出し加工して偏心管を外注して得た.ここでは,実際の偏心管を適用して回転引曲げ実験を実施し,断面の変形や肉厚の変化量に及ぼす加工度の影響を調査した.また,曲げ加工後,肉厚が均一になる偏心量を数値シミュレーションによって求めた.この偏心量に及ぼす機械的性質や曲げ半径の影響について調査した.
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