天田財団_助成研究成果報告書2023_2
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謝■辞■参考文献■■密閉型ガスジェット浮遊装置で測定した表面張力は文献値よりも10%程度低い値をとり,粘性は高い値がでることが分かった.表面張力が低く測定される原因としては,ガス中に含まれる表面活性元素による酸素の影響が出ているものと思われる.今後浮遊に使用するガスの酸素分圧を測定することで,表面張力の酸素分圧依存性に関する新たな知見が得られると期待できる.また見かけの粘性が高く計測された要因についてはガス流による浮遊液滴内の流動の励起によるものであると考えられる.■本研究の成果は2019度,天田財団研究助成を受けたものであり,ここに謝意を表します.天田財団の支援の下,新たな密閉型ガスジェット浮遊装置を開発し,非接触での溶融合金の地上での粘性測定に挑戦することができました.この研究・開発を通じ,測定データの解析方法について新しい知見を得ることができました.今後の技術開発の発展にご支援いただきましたことに改めて感謝申し上げます.■1) Brillo J.; Thermophysical Properties of Multicomponent 2) Rayleigh L.; On the capillary phenomena of jets., Proc R 3) Lamb H.; Hydrodynamics, 6th ed., Cambridge University 4) Ozawa S., Takahashi S., Watanabe N., Fukuyama H.; International Journal of Thermophysics, 35 (2014) 1705-1711. 5) Morohoshi K., Uchikoshi M., Isshiki M., Fukuyama H.; Surface tension of liquid iron as functions of oxygen activity and temperature, ISIJ International, 51 (2011) 1580–1586. 6) Sato Y., Sugisawa K., Aoki D., YamamuraT.; Viscosities of Fe–Ni, Fe–Co and Ni–Co binary melts, Meas. Sci. Technol. 16 (2005) 363. − 258 −Liquid Alloys, De Gruyter Oldenbourg; (2016) Soc London 29 (1879) 71–97. Press, (1932).

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