− 21 −塑性加工塑性加工AF-2019024-B3一般研究開発助成AF-2019025-B3一般研究開発助成塑性加工,せん断加工せん断加工,仕上げ抜き加工,デジタル画像相関法,き裂,変形様式msasada@mail.doshisha.ac.jp構造材料,機械設計,塑性加工マグネシウム合金,応力三軸度,多軸鍛造,延性破壊挙動akihiro@cc.miyakonojo-nct.ac.jp同志社大学 機械システム工学科 教授都城工業高等専門学校 機械工学科 教授笹田 昌弘高橋 明宏画像処理を利用した仕上げ抜きにおける材料変形様式ならびに 多軸鍛造マグネシウム合金の延性ー脆性遷移挙動と延性破壊に及ぼす応力三軸度の影響き裂発生メカニズムの解明仕上げ抜き加工は,刃先に丸みをつけた工具を利用して打抜きを行う方法である.これまでに刃先丸みの利用については有益な報告がなされている.さらに加工中の材料変形の撮影動画より,ダイス刃先丸みの影響を明らかにすることは有益であると考える.加工中の材料変形を確認できる金型を利用し,加工中の材料変形の動画撮影した結果を報告した.ダイス刃先丸みを大きくするとダイス刃先付近にき裂が発生するパンチストロークが増加する.材料分離後にダイス刃先により試験片にバニシ仕上げがおこなわれ平滑面が増加する.これらは,これまでに考えられていたことであるが,材料変形の動画撮影からも確認できた.これらは製品の切口面の破断面の減少に関係すると考えられる.また,デジタル画像相関法を利用して相当ひずみ分布を求めた結果を報告した.Mg合金の延性破壊挙動に及ぼす応力三軸度の影響を調査することを目的とし,極低温と室温で円周切欠き付き丸棒試験片を用いた負荷-除荷試験を実施した。また 83Kから423Kまでの試験温度範囲下にてMg合金の衝撃試験を行った.1)室温で試験したときのAZ31MgおよびAZ80Mg合金は,応力三軸度の増加に伴い有効塑性ひずみが低下した.一方,極低温で試験したときの限界塑性ひずみは室温のそれに比べ圧倒的に低下した.2)室温で試験をした場合,Rice-Traceyによる臨界ボイド成長率は応力三軸度の増加に伴って増大した.一方,極低温(83K)での試験結果からは,臨界ボイド成長は応力三軸度の影響をほとんど受けないことが認められた.3)極低温の衝撃値は室温それに比べて,AZ31Mg合金で56%,AZ80Mg合金で73%低下した.423Kから83Kの温度範囲にて炭素鋼で現れる延性−脆性遷移挙動は観察されなかった.
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