m μ ,) aR( ss enh guo r e caf ruS 同図より,微粒子衝突による塑性加工を行う際の投射圧■■■■■■■■■■■■ 図 ■微粒子衝突に用いた■■粒子投射圧力■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■表■■微粒子衝突による塑性加工加工条件図■微粒子衝突による表面粗さ測定結果加熱保持時間■■■秒series 1series 2series 3図■微粒子衝突による塑性加工を施した試験片外観未処理0.1 MPa0.3 MPa■ ・ ■金属拡散層の分析■■作成した9種類の試験片表層に形成されたCr金属拡散層について,走査型電子顕微鏡SEM,エネルギー分散型 X線分光法EDX,X線回折装置XRD,ラマン分光法を用い詳細観察することにより,Cr金属拡散層の様相,拡散層厚さ,Cr拡散濃度を定量的に分析し,材料表層に形成される金属拡散層と微粒子衝突による塑性加工条件との関係性を定量的に評価する.合わせて,諸特性評価試験の実験結果との関連付けのための基礎的データを得る. ■ ■ ・■■耐食性評価試験&耐摩耗性評価試験■■前述した9種類の試験片の中から,最も厚いCr金属拡散層を有する試験片を選定し,これに対し,耐食性評価試験,および耐摩耗性評価試験を実施する.耐食性評価試験には塩水噴霧試験を採用し,対象試験片に対し噴霧ノズルから霧状の塩水を散布し,噴霧時間と試験片の質量変化から耐食性の評価を行った.耐摩耗性評価にはピンオンディスク型摩擦摩耗試験機を用い,摺動距離と摩擦係数の関係を実験的に求める.相手材(Ball材)にはSUJ2を用い,最大摺動距離1000 mの長期間の摺動特性について実験データを得る.なお,両試験とも,通常のS45C鋼に対しても同様の実験を行い,比較・検討を行った. 3.実験結果 ■■・■■試験片外観および金属拡散層の分析■■微粒子衝突による塑性加工を施した試験片の外観の代表例として,図4にseries 9(投射圧力0.6MPa,加熱保持時間300秒)の外観写真を示す.同図より,微粒子衝突により微小な凹凸が形成されたため,処理前の鏡面状態は認められないことがわかる. 50 μm− 178 −■■■■秒series 4series 5series 6 ■■■秒series 7series 8series 9次に,微粒子衝突により試験片表面の表面粗さ変化について測定を行った.同じ加熱保持時間60秒で,投射圧力のみ異なるseries1(0.1 MPa), series 2 (0.3 MPa), series 3 (0.6 MPa)に対し,触針式粗さ計により測定した算術平均粗さRaを図5に示す. 力の増大に伴い,試験片表面粗さは増加する傾向にあることがわかる. 次に,微粒子衝突による塑性加工により,S45C表層にCr拡散層が形成されているか確認するため,断面のSEM観察およびエネルギー分散型 X線分光法EDXによる元素分析を行った.結果の代表例として同じ加熱保持時間300秒で投射圧力のみ異なるseries7(0.1 MPa), series 8 (0.3 MPa), series 9 (0.6 MPa)の結果を図6に示す. 1.21.00.80.60.40.20.010 mm0.6 MPa
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