・ 印刷工具の基材として,その厚さは薄い方が転写率は高くなり,外観上も明瞭なパターンを得られることが明らかになった. ・ 圧延加工において,印刷したPETフィルムおよびアルミニウム箔を工具として純アルミニウムA1050-Oおよび冷間圧延鋼板SPCCへの凹凸の転写が可能であることを確認した. ・ 凹凸転写に対してロールギャップを小さくすることで明瞭な転写が可能となることがわかり,A1050-Oに対してはおよそ5%以上の圧下率とすれば深さの転写率が100%近くなることがわかった. ・ ロール直径は大きい方がたわみは少なくなり,板厚と 4.まとめ 転写率の均一性が高くなる傾向がみられた. 本研究は公益財団法人天田財団一般研究開発助成(■■■ ■■■■ ■■■■)の助成を受けて行われました.ここに記し謝意を表します.■ 謝■辞■参考文献 PETフィルム,アルミニウム箔ともに薄くなるに従い,転写率が高くなったが,さらに薄くした場合には平板金型− 157 −ルムの工具と逆の傾向となった. に直接印刷したものと同等になると考えられる.この場合,トナーの変形挙動がフィルムが厚い場合と変わると予想しており,詳細な転写機構の解明を進めていく必要がある. 本研究では大面積への凹凸転写が可能となる圧延加工において,印刷した工具を使用した凹凸転写法を適用し,その加工条件が及ぼす転写への影響を調べた.その結果を以下にまとめる. 1) 佐々木実,弓削英翔,鈴木大瑛:塑性と加工,Vol. 60 (2019), 195-202. 2) W. Kurnia and M. Yoshino:Journal of Micromechanics and Microengineering, Vol. 19 (2009), 12502835. 3) Y. Yoshikawa, Y. Masegi: Forming the Future, (2021), 2211-2219. 4) 西山拓実,吉川泰晴:第71回塑性加工連合講演会 (2020),31-32. 5) 柵木佑介,吉川泰晴:第71回塑性加工連合講演会 (2020),33-34.
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