助成研究成果報告書Vol.35
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レーザプロセッシングレーザプロセッシング− 46 −キーワード連絡先メールアドレスキーワード連絡先メールアドレス[応用分野]宇都宮大学工学部 基盤工学科情報電子オプティクスコース 教授[応用分野]大阪電気通信大学 工学部電気電子工学科 教授AF-2019204-B2一般研究開発助成AF-2019205-B2一般研究開発助成レーザー加工,塑性レーザーピーニング,超高圧,偏光hgsgc_tks@me.comレーザー加工,ナノテクノロジー局所光溶接,金属ナノワイヤー,フレキシブル回路tomioka@osakac.ac.jp東口 武史富岡 明宏本研究では物理的理解をベースとした研究アプローチにより,レーザー電場(偏光),レーザーエネルギー密度およびパルス幅を最適化する. これにより,ピーニングを効果的に起こすことができるレーザー励起衝撃波の構造を理解するとともに,実加工最適条件解析法も確立でき,レーザーピーニング法に新しい技術と知見を供することができると考えている.レーザーのパルス幅と電場(偏光)を制御し,最適な衝撃波を駆動することで,熱変性のないピーニング効果を付与する.これにより,表面改質できる最適レーザー照射を行う省エネレーザーピーニングシステムを実現できると考えている.これらを踏まえ,レーザーピーニングの高効率化を指向し,1. 高繰り返しレーザーのパルス幅の制御,2. ベクトルビームの生成と偏光解析,3. 超高圧衝撃波の制御に向けた温度,密度,圧力を評価した.銀ナノワイヤー分散液をプラスチックシート上に塗布印刷して,高周波用のシートアンテナを試作した.スマートフォンのWi-Fiで使用される3GHz程度のマイクロ波周波数まで高い導電性を示すシートアンテナの制作に成功し,フレキシブル回路の電源電池を排し,代わりにワイヤレス給電を導入して軽量化できる可能性を拓いた.(1)開発した「局所光溶接」は高周波導電性の要件として証明された.「局所光溶接」により,銀ナノワイヤーのミクロな交叉点でのみエバネッセント場増強され,この光電界による熱的な「溶接」が交叉点での接触電気抵抗を大幅に下げる点が新規である.(2)低濃度分散液を使って凝集体発生を抑制した上で,複数回銀ナノワイヤーを塗り重ね均一な導電性経路を形成することにより,マイクロ波周波数まで高い導電性を実現できた.これら2つの機械加工的な着想をナノテクノロジーに導入したことが,本研究に成果をもたらした.時間波形と偏光の最適化によるレーザーピーニング用高繰り返し超高圧衝撃波の制御局所レーザ溶接による金属ナノワイヤー極細配線の実現と皮膚貼付け型フレキシブル回路への適用

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