助成研究成果報告書Vol.35
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図1にプログラム全体の概要を示す.今回は,5件の招待講演を含む合計78件の講演が実施された.参加者総数は147名で,14ヶ国から参加があった.国ごとの参加者数は,日本;108名,ロシア;11名,米国;10名,ドイツ;4名,チェコ,シンガポール,英国,カナダ;各2名,イスラエル,中国,台湾,オーストラリア,フランス,インド;各1名であった. 招待講演について紹介すると,表題と講師は以下の通りである. ① Decision of antibacterial and antiviral problems based on the experience of nanotechnologies applications for HEMs, Prof. Alexander Vorozhtsov, Tomsk State University, Russia ② When physics meets biology; explosive blast induced traumatic brain injury, Prof. Denes V. Agoston, Uniformed Services University, USA ③ TKX-50: A new high explosive developed at LMU Munich, Prof. Thomas M. Klapoetke, Ludwig Maximilians University of Munich, Germany ④ Quantification of dynamic fracture properties of rocks subjected to confinements, Prof. Kaiwen Xia, University of Toronto, Canada ⑤ Recent topics in scientific study on fireworks, Prof. キーワード:高エネルギー物質,火薬類,衝撃波 2. 開催形式 Mitsuru Arai, The University of Tokyo 1. 開催日時 3. 国際会議報告 3.1 会議の概要 2021年11月16日~18日の日程で,火薬学会の主催によるThe 7th International Symposium on Energetic Materials and their Applications (ISEM2021)が開催された.通常は3年ごとの開催で,前回の2017年仙台市(東北大学)の次は東京(一橋講堂)で2020年11月に開催予定であったが,コロナウイルス感染拡大の影響によって開催が1年間延期された.延期の決定後,対面での開催を模索したものの状況が改善せず,最終的にはZoomを利用したオンライン(開催地;東京)で実施されることになった. 本会議では,火薬学会が主にカバーする以下のトピックについて議論された. 1. Explosion safety 2. Blasting 3. Propellant and Pyrolant 4. Pyrotechniques 5. Fireworks 6. Analysis and Detection of Explosives 7. Gas Detonation 8. Shock Compression of Condensed Matter 9. Pyro-techniques Safety Devices for Automobile 10. Blast Injury 11. Miscelloneous 2021年11月16日(火)~18日(木) オンライン開催 また,本会議の一部はXVI INTERNATIONAL WORKSHOP HEMs-2021 (High Energy and Special Materials: Demilitarization, Antiterrorism and Civil Application) として実施され,主にロシアから多くの参加があった. オンライン開催になったことに伴って,アブストラクトの配布は,会議直前に会議のWebサイトにデータがアップロードされ,登録者が各自ダウンロードする形式が取られた.発表は全て口頭発表となり,発表者は事前に作成し熊本大学 産業ナノマテリアル研究所 (2019年度 国際会議等準備及び開催助成 AF-2019046-V1) 教授 外本 和幸 た動画を提出し,プログラムに沿って講演動画を運営側から配信する形となった.また配信された動画は,登録者のみ11月26日まで閲覧できるように配慮された. 3.2 会議の詳細 11月16日9:00からオープニングセレモニーが実施された.まず,Symposium Chairの松尾亜紀子教授(慶応大学)から,会議の準備状況についてコロナウイルスによる影響など,概要の説明があった.引き続き,火薬学会長の堀恵一教授(JAXA)から開会の挨拶があり,その後,2会場に分かれてパラレルセッションが実施された. 一般講演は,内容が広範囲に及ぶので全体の紹介は割愛して,個人的に興味を持った内容のみいくつか紹介すると,レーザー加速された高速飛翔体衝突による爆薬の圧縮挙動のシミュレーション,SHS (Self-propagating High-temperature Synthesis)やナノ粉末を用いた複合材料の創製のほか,Mg板の爆発成形など,高エネルギーを− 443 − The 7th International Symposium on Energetic Materials and their Applications (ISEM2021)

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