助成研究成果報告書Vol.35
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Nk/ F重荷き抜引1005.摺動面と超音波フェーズドアレイ計測の比較ることを目的として,当たり面検査塗料として使用されるレッドペースト■(朱色)を■■混ぜて塗布したが,図8に示すように潤滑剤の流れを確認できるほどの着色は得られなかった.プレス加工油剤にレッドペースト■を塗布しても十分な着色は得られないので,レッドペースト■を直接塗布したところ,図9に示すように摺動開始直後は摺動面全体に広がっていたレッドペーストが摺動完了直前では一部枯渇しており,摺動による潤滑剤の流れや減少を確認することができた.したがって,本実験では,ガラス工具(上図7非塩素型プレス加工油剤を塗布したときの摺動面図8プレス加工油剤にレッドペースト■を■■混ぜたときの摺動面(■)摺動開始直後(■)摺動完了直前図9レッドペースト■を直接塗布したときの摺動面ダイス)と板の接触面にはプレス加工油剤の代わりにレッドペースト■を潤滑剤として使用することとした.ただし,板と下ダイスの接触面はプレス加工油剤を塗布してもファイバースコープの視認性に影響しないため,そのまま使用した.図3の実験装置を用いて,圧下荷重を変えながら被加工材を摺動させ,摺動面の観察と超音波フェーズドアレイ計測結果の比較を行う.被加工材には板厚■■■の純アルミニウム製の板(■■■■■■)を使用した.摺動距離は■■■■■,摺動速度は■■■■■■■■とした.図10は,摺動中に引き抜き荷重がほとんど変化しなかった場合の引き抜き荷重と摺動距離の関係を示す.摺動開始直後は慣性により引き抜き荷重が高い値を示した後,摺動が進行していく.図11,12は摺動開始直後と■■■■■摺動後の摺動面と超音波フェーズドアレイ計測結果を示す.摺動が進んでも摺動面のレッドペースト■は概ね残っており,摺動面の潤滑は良好である.超音波計測では,赤の線で囲んだ範囲が摺動面付近の反応を示すが,摺動開始直後から大きな変化が見られなかった.図13は摺動の途中で引き抜き荷重が増加した場合の引き抜き荷重と摺動距離の関係を示す.圧下荷重は図10の■■■■■■から ■■■■■へ増加しているため,定常時の引1.61.41.20.80.60.40.2図10圧下荷重■■■■■■における引き抜き荷重の推移(■)摺動面■■■■■(■)超音波計測結果図11圧下荷重■■■■■■で摺動を開始した直後の摺動面102030405060708090100と超音波フェーズドアレイ計測結果摺動距離x /mm10mm− 339 −

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