助成研究成果報告書Vol.35
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3.実験結果3・■サファイア/■■■■■■セラミックス接合体図■に初期面精度の異なるサファイア/■■■■■■セラミック接合体の透過スペクトルを示す8).波長■■■■■■■における透過率は,それぞれ■■■■%(λ),■■■■%(λ■■),■■■■%(λ■■■)であり,初期面精度がλ■■以下であれば接合後の光学品質は理論透過率とほぼ同等であることが明らかとなった.また,接合後の透過波面はλ■■以下となることを確認しており,レーザー品質を維持できることを見出した.複屈折の実験結果では,He-Neの偏光度が42dBであるのに対して,接合体を挿入した場合においても30dB以上の偏光度を維持していることを明らかにした.このことから,各接合体内部に応力複屈折が発生している可能性はあるが,レーザー品質に大きな影響はないと考えられる.また初期面精度による大きな違いは見られなかった.図■に各初期面精度の接合体に対するレーザー入出力特性の結果を示す.初期面精度がλ/10の試料ではλ/5, λと比較してわずかにスロープ効率が高かった.特筆すべきは,初期面精度がλにおいてもレーザー特性に大きな違いは生じていないことである.これは,大口径の接合体を作製する際に要求される面精度が低くても有効な接合体が得られる可能性を示唆しており,高パルスエネルギーかつ高繰り返し用のレーザー材料として期待できる.すでに図■に示すような1インチ径のサファイアとNd:YAGセラミックスとの接合を実証しており9),今後の大口径化(例えば2インチ径)に向けて評価と検討を進める予定である.図■:初期面精度の異なるサファイア/Nd:YAG接合体の後,炭素系焼結型に導入してパルス通電接合処理を行った.典型的な接合条件は,温度■■■■度,加圧力■■■■■,保持時間■時間である.処理後に接合体の両端面に再度光学研磨を施し,透過スペクトル,透過波面,複屈折,レーザー特性の評価を実施した.図 :接合体の構造図■■■ ・ 光学特性の評価初期面精度の異なる接合体に対して,透過スペクトルを評価した.測定には紫外可視赤外分光光度計(■■■■■■■)を使用し,初期面精度の違いによって接合後の光学品質を調査した.図■に複屈折の測定系を示す.光源には■■■■■レーザーを用い,レンズを用いてビーム径約■㎜の平行光にした後,接合体に導入した.試料前後にグラントムソン偏光子を設置し,検光子を5°間隔で回転させた際のパワーをフォトダイオードセンサで検出した.図■:複屈折実験系■レーザー特性の評価では,平板のダイクロイックミラーと■■■■■■■の出力ミラーを用いて,長さ約 ■■■の共振器を構成した.波長■■■■■,コア径■■■■のファイバー結合型半導体レーザーを励起光源に用いて試験した.透過スペクトル■■.− 244 −

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