助成研究成果報告書Vol.35
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4.結言 ・粒界面積の増加に伴い,応力緩和速度と内部応力は増加謝 辞 参考文献 する.ただし<100>単結晶では引張方位の影響の方が大きく多重すべりにより加工硬化が大きくなり,他の粒界面積範囲における応力緩和速度,内部応力の増加傾向よりも高い値を示す. ・上記の増加傾向に関して,粗大粒材の範囲では応力緩和速度と内部応力は�𝑆𝑆�に対し線形的に増加する.ただし粒界すべりや転位源の枯渇が生じる超微細粒材の範囲では線形傾向を下回る. 本研究および2016年度一般研究開発助成AF-2016032を通じた結果を,3件の査読付き投稿論文 15-17)として発表した. 本研究は,公益財団法人天田財団2019年度一般研究開発助成(AF-2019016-B2)のご支援を受け実施いたしました.ここに謝意を表します.本研究を遂行するにあたり,多大な貢献をいただきました早稲田大学 大学院生(当時)鈴木優里菜氏,共同研究者の理化学研究所 高村正人博士(早大客員教授),大竹淑恵博士,池田義雅博士,京都大学大学院 浜 孝之教授,岐阜大学 箱山智之助教,ならびに日本製鉄株式会社 村澤皓大氏,早稲田大学 大学院生(当時)上野孝太氏, 楠田義徳氏,銅試料をご提供いただきました三菱伸銅株式会社に厚く御礼申し上げます. 1) 玉井良清・稲積透・真鍋健一:塑性と加工,55-636(2014),28. 2) 菅沼俊治:塑性と加工,49-565(2008),118. 3) 山下裕之・上野宏明・中井浩之・檜垣貴大: Honda 4) P. S. Follansbee and G. T. Gray: Metall. Trans. A, 5) 村澤皓大・楠田義徳・鈴木優里菜・大竹淑恵・高村正人・池田義雅・鈴木進補:第68回塑性加工連合講演会 講演論文集(2017),227. 6) 土田紀之・ステファヌス ハルヨ・大貫貴久・友田陽:鉄と鋼, 100(2014),1191. 7) 鳥塚史郎: Sanyo Technical Report, 23(2016), 9. 8) S. Cheng・J.A. Spenser・W.W. Milligan: Acta Mater., 9) M.S.Mohebbi・A.Akbarzadeh・Y-O.Yoon・S-K. Kim:10) M. A. Meyers・A.Mishra・D.J.Benson:Prog. Mater. Sci., 11) M. Tagami・K. Kashihara・T. Okada・F. Inoko:J. Japan 12) Y. Saito・H. Utsunomiya・N. Tsuji・T. Sakai:Scr. Mater., 13) I. Gupta・J. C. M. Li:Metall. Trans., 1(1970) 2323. 14) T.Okada・M.Utani・A.Osue・N.Fujii・M.Tagami・F.Inoko: 15) Y.Suzuki・K.Ueno・K.Murasawa・Y. Kusuda・M. Takamura・T. Hakoyama・T.Hama・S.Suzuki: Mater. Sci. Eng. A, 794(2020), 139585. 16) 上野孝太・村澤皓大・鈴木優里菜・高村正人・浜 孝之・箱山智之・鈴木進補:日本金属学会誌, 84(2020), 326. 17) K.Murasawa, K.Ueno, Y.Kusuda, M.Takamura, T.Hama, R&D Tech. Rev., 24(2012), 142. 20(1989), 863. 51 (2003), 4505. Mech. Mater., 89(2015), 23. 51(2006), 427. Inst. Met. Mater., 64(2000), 535. 39 (1998) , 1221. Mater. Trans., 46(2005) , 602. T.Hakoyama, S.Suzuki:ISIJ Int., 62(2022), 1004.− 209 −

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