助成研究成果報告書Vol.35
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図5■高速摩擦処理の繰り返しによる明度の変化■(⊿L*:未処理試験片L*-■摩擦処理試験片L*)■図6■高速摩擦処理に伴う赤外吸収スペクトル変化■■■■■■■■■■■■■■■■■■■・■■高速摩擦処理木材表面の化学的特性■摩擦処理による木材表層の化学的な変化を確認するため,赤外分光分析を行った.摩擦処理表層より切り出した薄切片に対し,顕微透過法により分析した.図6に未処理■試験片と摩擦処理■■回実施後の試験片の赤外吸収スペクトルをそれぞれ示した.■ ■■■■■■■■付近に見られる炭化水素鎖由来の■■伸縮や■■■■■■■■■■付近に見られる水酸基由来の■■伸縮の吸収■強度に差異が見られた.それぞれの吸収ピークの面積の比(■■■■■)を算出し■図7に示した.摩擦処理の繰り返し回数の増加に伴い■■■■■■の値が低下し■含有成分の水酸基の減少が確認された.■図7■高速摩擦処理の繰り返しによるピーク面積比 (OH/CH)の変化■摩擦処理により■親水性に起因する水酸基の減少が木材表層において確認されたことから■撥水性能の発現が期待された.撥水性の評価を行うため,摩擦処理面における水滴接触角を測定し■図8に示した.摩擦処理回数の増加により■水滴接触角は約■■■°にまで増加し■撥水性の向上が認められた.■赤外分光分析と水滴接触角の挙動をあわせると■摩擦処理の繰り返しによって■試験片成分の水酸基の減少が伴う何らかのトライボ化学反応が発現し,木材表層への撥水性付与に効果的に働いていると推定される.■− 113 −

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