助成研究成果報告書Vol.34
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図4(a)6061-T6/DP780鋼接合板の断面BE像, (b) d=1.05mm,(c) d=1.17mmおよび(d) d=1.59 mmに調整図5に各間隙長で得られた接合板の接合幅を測定した図6に放電電流と衝突時間信号の関係について (a)d=1.17mmと(b) d=1.59mmの測定結果を示す.これらの図から最大電流値に到達する時間tmがそれぞれ6.28μsおよび6.20μsであることがわかる.また,可動板が固定板に最初に衝突する時間(衝突時間tc)はそれぞれ5.32μsおよび6.36μsであり,間隙長が広がると長くなる.可動板が固定板に達する衝突時間tcは図6(a)と(b)中の矢印で示される衝突時間tcは連続衝突の開始時間を意味する.また,両衝突の開始時間は1μs程度の違いであり,この違いは,接合開始時間が最大電流値に達する時間tmの前後(tc<tmかtc>tm)にそれぞれ衝突している.この事が接合性に与える影響について電磁力に関する考察を行なった.図6(c)に可動板に生じる電磁力の時間推移の模式図を示す.図には実線でtc≒tmを示し,連続衝突の開始時間tcがtmの前後の場合を矢印で示した. 図6 放電電流と衝突時間信号の関係(a)d=1.17mmと(b) d=1.59mm. (c)可動板に生じる電磁力の時間推移の模式図 図5各間隙長で得られた接合板の接合幅 も母材破断していることからも,接合幅が広くなるに従い,より良好な接合状態となる事を意味していると考えられる. した接合板の断面BE像から測定した接合幅. 結果を示す.◇が中心部より左側,■が右側の接合幅を示し,●が左右の接合幅の合計を示す.この図から,いずれの間隙長dにおいても左右の接合幅がほぼ同じであることがわかる.また,接合幅がd=1.31mmで最大の2.92mmとなり,その後に狭くなることがわかる.図中に,母材破断した接合板作製における間隙長の範囲を破線で示す.この事から母材破断には2.38mm以上の接合幅が必要である事がわかるが,Fig.5(d)の結果からわかるように,間隙長dを1.59mmに広げると接合幅は狭くなる.つまり,より速い衝突速度で接合しているにもかかわらず,接合幅が狭くなることがわかる. − 97 − </tmかtc>

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