助成研究成果報告書Vol.34
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0E0000 dEtotaldtd謝 辞 参考文献 図8 パンチ直径で規格化したエリクセン値と試験片板厚とパンチ直径の比の関係. ここで、、 は材料の力学特性に依存する定数である。(1)式と(2)式から、全変位、すなわちエリクセン値は以下のように記述できる。 t (3) さらに、(3)式の両辺をパンチ直径d0で除することにより次式が得られる。 (4) (4)式は、パンチ直径で規格化したエリクセン値が、試験片板厚とパンチ直径の比に比例して増加することを意味している。この考え方に基づいて、実際に本実験で得られた結果を整理すると図8のようになる。確かに予想通り、すべての点が一本の直線の関係でよく説明できることが明らかになった。このことは、任意のパンチ直径および試験片板厚を用いたエリクセン試験により得られるエリクセン値を予測することが可能であることを意味している。 4.結論 本研究では、パンチ直径と板厚を種々変化させたエリクセン試験を行い、得られる荷重・変位曲線の定量解析を試みた結果、任意のパンチ直径と板厚を用いたエリクセン試験により得られるエリクセン値の予測式を得ることに成功した。 なお、本研究では、これ以外にもいくつかの重要な成果を得ているが、それらの結果は紙面の都合上、本報告書には掲載していない。詳細については、既報 文献4)を参照されたい。 本研究は、天田財団による2018度一般研究開発助成(交付番号AF-2018008-B2)の支援を受けて遂行されたものである。ここに感謝の意を表する。 1) JIS Z 2247:2006. エリクセン試験方法. 2) T. Yoshizawa: Trans. Japan Soc. Mech. Eng., 1953, vol. 19, pp. 7-14. 3) T. Yoshizawa: Trans. Japan Soc. Mech. Eng., 1957, vol. 23, pp. 225-229. 4) N. Kamikawa and H. Morino: Metall. Mater. Trans. A, vol. 50, pp. 5023-5037. total− 84 −

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