助成研究成果報告書Vol.34
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− 29 −塑性加工塑性加工キーワード連絡先メールアドレスキーワード連絡先メールアドレス[応用分野]広島商船高等専門学校 商船学科 助教[応用分野]東北大学 流体科学研究所 助教AF-2018048-C2奨励研究助成(若手研究者)AF-2018049-C2奨励研究助成(若手研究者)塑性加工,プレス加工マグネシウム合金, 温間加工, スプリングバックkatahira@hiroshima-cmt.ac.jp塑性加工,粉体成形粉体成形,酸化亜鉛,圧縮せん断法sho.takeda.b6@tohoku.ac.jp片平 卓志武田 翔AZ31マグネシウム合金の 引込曲げ試験のスプリングバックにおよぼす温度・速度・潤滑剤の影響塑性加工を利用したZnO透明導電性膜の新しい成形手法の確立 近年、資源の有効利用や地球環境保全などの観点から輸送機器の軽量化や材料のリサイクルが重要視され、比強度、比剛性、制振性など構造材料としての多くの利点を有するマグネシウム合金が注目されてきた。しかし展伸材としての需要は、成形性、特に冷間成形性が悪いことから伸び悩んでいる。そのため、200~300℃でプレス成形されているのが現状であり、冷間ないしそれに近い低温で成形できる材料も報告されてはいるが実用化には至っていない。そこで本研究では、マグネシウム合金板の主に100~200℃の温度域における温間成形技術を確立するために、マグネシウム合金板の温間における変形挙動を実験的に把握すること、プレス成形におけるスプリングバックを主に実験的に調査することを目的とし,温間単軸引張試験および,温間引込み曲げ試験を行った.酸化亜鉛(ZnO)は近年,透明かつ導電性を有するという特性や半導体としての特性から液晶ディスプレイや太陽電池用材料としての需要増が見込まれている.しかし,その成形手法は高度で化学的安定性の高い成形技術が求められるため,より簡便な成形手法が望まれている.一方で粉末を製造することは比較的容易であり,現在生産されている酸化亜鉛の多くが粉末としてゴムへの添加材に用いられている.そこで申請者は,粉末冶金的技術に塑性変形を応用した手法による酸化亜鉛粉末の薄板材への成形を提案する.本研究課題では,ZnO導電性薄板の成形を目的とし,圧縮せん断法を用いてその粉末から薄板材への固化成形を試みた.その結果,酸化亜鉛粉末が圧縮せん断法により薄板材へ固化成形が可能であることがわかった.また,せん断距離や温度,粉末量などの成形条件を変化させることで,酸化亜鉛試験片の透明度の向上が見込めることが示唆された.

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