助成研究成果報告書Vol.34
256/332

図1 PLG(Pulse laser grinding)刃先成形加工の概要 図2 PLG刃先成形加工における加工除去領域 図4 刃先成形過程インプロセス計測システムの概要 図5 パルス間隔の模式図 表1 レーザ諸元 2・2 刃先成形過程インプロセス計測システムの概要 図4に刃先成形過程インプロセス計測を実施するための光学系を示す.図3に示したPLG加工機に高速度ビデオカメラ(FASTCAM APS-RX,Photron社製)を新たに設置することで,刃先近傍で生じるプラズマ発光を可視化する.プラズマ発光は瞬間的に生じるため,レーザ発光のタイミングと高速度カメラのシャッタータイミングを同期させて撮影を行った.高速度カメラの撮影速度(Frame rate)は15000 fps,シャッター速度(Shutter speed)は1/15000 sに設定した. なお,本実験では,パルス間隔が異なる3条件(0.2 µm, 2 µm, 20 µm)でのPLG加工におけるプラズマ発光観察を行った.ここで,パルス間隔とはパルスレーザが1回照射される間に工具が左右に移動する距離である.したがって,パルス間隔が小さい場合,工具の表面に重なってレーザが照射される. 図5は,加工される工具のエッジを鉛直方向上側(レーザ照射の上流側)から見た時の加工面の形状を模式的に図示したものである.一発のレーザ一照射毎に理想的にエッジ部が除去された場合,図5に示すようなエッジ形状が創製されると考えられる.ここで図中のxがパルス間隔を意味する.すなわち,xが小さいほどより平坦なエッジが形成される(理論粗さRmaxは小さくなる). 3.実験結果 3・1 典型的な実験結果(パルス間隔が2 µmの場合) 図6に典型的な観察結果(パルス間隔2 µmの場合)を示す.同図は各pass(加工する工具を図1左図において左 本実験で使用したレーザの使用を表1に示す.レーザ媒質としてNd:YAGを用いたナノ秒パラスレーザを使用した.基本波は1064 nmであるが,本実験では第3高調波の355 nmの紫外光を使用した.パルス幅は7 nsでありQスイッチによりパルス化が行われている. 波長 パワー パルス幅 周波数 パルスエネルギー (a) 写真 (b) 概略図 図3 実験に用いたPLG刃先成形加工機 355 nm 3.0 W 7 ns 15 kHz 200 μJ − 254 −

元のページ  ../index.html#256

このブックを見る