− 23 −塑性加工塑性加工キーワード連絡先メールアドレスキーワード連絡先メールアドレス[応用分野]電気通信大学 大学院情報理工学研究科機械知能システム学専攻 准教授[応用分野]物質・材料研究機構 構造材料研究拠点 主幹研究員AF-2018034-C2奨励研究助成(若手研究者)AF-2018035-C2奨励研究助成(若手研究者)塑性加工拡管,口広げ,抽伸,薄肉管s.kajikawa@uec.ac.jp塑性加工,力学特性評価,材料データベース構築微小押し込み試験,耐熱合金,簡易力学特性評価WATANABE.Ikumu@nims.go.jp梶川 翔平渡邊 育夢薄肉管の効率的な製造を可能とする拡管型抽伸加工法の開発高温微小押し込み試験による耐熱合金の高温力学特性の簡易評価手法の開発薄肉管の効率的な製造を目的として,拡管型抽伸加工を提案した.提案手法は,拡管時に円周方向に引張応力が働くため,従来の円周方向に圧縮応力が働く縮管型の抽伸加工と比べ,効率的な薄肉化が実現できる.本研究では,拡管抽伸の加工特性を把握するとともに,薄肉管を製造するにあたって,適切な工具形状を明らかにすることを目的として,有限要素解析および実験による調査を行った.その結果,拡管抽伸は縮管抽伸と比べ,低加工力にて高い減肉率が得られることがわかった.特に,半角 36°のプラグを用いることによって,拡管率0.46にて加工でき,その際の減肉率γは0.33に達した.成形品の強度は加工硬化によって上昇する一方,降伏点の低下や,伸びの上昇など,縮管抽伸にて加工された管では見られない特性を有することがわかった.微小押し込み試験では,材料微視構造スケールの局所力学特性を評価できる。耐熱合金を対象とした力学特性評価は応力-ひずみ関係の温度依存性を含むため,材料データベースの構築には多数の材料試験を必要し,多大な時間・コスト・労力を要する。そこで,本研究では室温から800℃までの温度域において評価が可能な微小押し込み試験機を用いて,耐熱合金の高温力学特性を効率的に評価できる手法の開発に取り組んだ。Ni基超合金の単相単結晶サンプルに対して試験を行い,試験方法を確立した。ここで,圧子と試験片の均熱状態,押し込み速度,試験片や圧子の状態に注意を払う必要があることがわかった。評価データを基にひずみ速度依存性を含む応力-ひずみ関係を評価するアプローチに関して現在取り組んでいる。
元のページ ../index.html#25