助成研究成果報告書Vol.34
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図6 試験装置概略図 図7 曲げ部詳細 図4 試験片形状 図8 ダイス加熱部概略図 図5 試験片取付けのための曲げ予変形 027104 熱部の概略図を示す.ヒーターの出力はボルトスライダーで電圧を変えることによって調節できる.試験片の加熱・温度保持はPID制御によって行った. 2・2・3 試験片の温度制御 試験中,試験片は曲げ部近傍が加熱されながら引張方向にスライドしていく.そのため試験中に試験片に熱電対をスポット溶接して試験片温度を取得するのは困難であった.そこで試験片の温度とダイ表面の温度の関係を予備試験によりあらかじめ調査し,試験中は試験片温度を直接計測せず,ダイ表面の試験片近傍の温度を熱電対で計測し,試験片が目標の温度になるようにヒーターをPID制御する手法を採った 2・2・4 引込み曲げ試験条件 試験温度は,RT,100,150および200℃の4条件,引込速度は0.1,0.01および0.001mm.s-1の3条件とした.また引込み荷重としてそれぞれの条件における降伏荷重の1/2の荷重を試験片に負荷した.また,試験片と金型の接触部には潤滑剤としてPTFE・MCA系固体潤滑剤(住鉱潤滑剤株式会社製)および潤滑シートとしてテフロンシート(中興化成工業株式会社製)を用いた. 3.実験結果 3・1 単軸引張試験結果 図図99に試験速度0.35 mm.s-1における種々の温度での公称応力-公称ひずみ曲線を示す.本供試材は温度が上昇するにつれ流動応力が低下しており,顕著な温度依存性が観察された.さらに温度の上昇に伴って加工硬化の度合いが小さくなっていることが確認できた.これは他の速度条件においても同様の傾向があった. 図図1100に試験温度200℃における種々の試験速度での称応力-公称ひずみ曲線を示す.ひずみ速度の上昇とともに流動応力が上昇しており,その傾向は温度の上昇に伴い顕著となった.しかしRTの条件においては顕著な速度依存性は見られなかった. 4xTHRU4x R1528.4350265320DieSpecimenDieTensile forceHeatersGear sidechuckGear sideload cellMotorDieDrawing directionThermocoupleHydraulic sidechuckHydraulic sideload cell− 236 −

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