参考文献 謝 辞 ta-CNx膜の摩滅が観察された.また,摩擦係数が最大の値に漸近するタイミングで大きな電子エミッションの放PTFEを用いた摩擦試験では,摩擦帯電と摩耗に起因すta-CNxを用いた摩擦試験では,摩擦係数が急激に増大するタイミングでの電子エミッションが観察され,ta-CNx膜と基材間の剥離現象が電子エミッションにより観察されていることが明らかにされた. 出が観察された.従って,電子エミッションの計測はta-CNx膜が完全に摩滅する瞬間の測定に成功したと考えられる. 4.研究のまとめ 本研究は,薄膜コーティングに摩擦応力を与えることにより微小破壊現象を生じさせ,その際の電子エミッションを測定することで破壊靭性値を算出することを可能とする装置を新しく開発した.開発された装置は,摩擦時に発生する電子エミッションを測定することに成功した. ると考えられる電子エミッションの測定に成功した.また,摩耗量と電子エミッション量が線形の関係を有することが明らかにされた.従って,電子エミッションカウント数の経時変化を解析することで,摩擦試験後の表面観察以外で測定することが難しい摩耗量の摩擦中推移を推定することが可能であるという新しい装置の応用可能性が明らかにされた. 本研究は,公益財団法人天田財団の研究助成により実施されました.貴重なご支援に感謝いたします. 1) Motoyuki MURASHIMA・Noritsugu UMEHARA,・Hiroyuki KOUSAKA:Tribology Online,159-167 (2016),11. 2) 大山慎太郎・梅原徳次・上坂裕之・鄧興瑞・村島基之・堀江茂・松山洋介:日本機械学会論文集,1-10 (2017),83. 3) Motoyuki Murashima・Koki Hojo・Shigehiro Ito・Noritsugu Umehara・Takayuki Tokoroyama・Tomonori Takahashi・Minoru Imaeda:Langmuir, (2021), in press. 4) Mohd Myhyiddin Bin Mustafa・Noritsugu Umehara・Takayuki Tokoroyama・Motoyuki Murashima・Akinori Shimata・Yoshiharu Utsumi・Hideki Moriguchi:Tribology Online,388-397 (2019),14. 5) Mohd Myhyiddin Bin Mustafa・Noritsugu Umehara・Takayuki Tokoroyama・Motoyuki Murashima・Akinori. Shibata・Hideki Moriguchi:Tribology International,1-14 (2020),147. 6) M. Nastasi・P. Kodali・K. C. Walter・J. D. Embury・R. Raj・Y. Nakamura:Journal of Materials Research,2173-2180 (2011),14. 7) Alessandra Ciniero・Julian Le Rouzic・Lain Baikie・Tom Redyhoff:Wear, 133-199 (2017),374-375. 8) Yuan Xiang-Dong・Xiao-Jie Yang:Wear, 291-297(2010),296. − 192 −
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