助成研究成果報告書Vol.34
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接合部の各位置における硬さ試験の結果を図12に示す.図11(a)~図11(c)の組織観察および,図12の硬さ試験の結果よりAl側のcの位置には多量の金属間化合物の分布があるものと推測される.図12のbおよびc部を含む,混合層の厚さは,60μmから120μm程度であり,見かけの圧下率が20%の場合68μmであった. 3・6 クラッドのせん断試験の結果 図13にクラッド製造試験で得られたMg合金/ Alクラッドのから切り出したせん断試験片の寸法を示している.図13のせん断試験片を行った結果,クラッドの最大せん断応力は,44MPaが得られており見かけの圧下力が15%以上を負荷して接合した試験片では,十分な接合強度を有していることが明らかになった. 図15(a)(左側) 鍛造成形品(AZ111,Tf:380℃) 図15(b)(右側) 鍛造成形品(AZ111,Tf:410℃) 図15(a)はMg-11%Al-1.0%Znを使用して,鍛造温度390℃で成形した場合,図15(b)は420℃で成形した場合である.図15(a)ではピン部の成形が不十分であったが,成3・7 熱間鍛造試験の結果 図14に示すヒートシンク形状の製品を,得られた高Al含有Mg合金鋳造まま材から得られたブランク(47㎜×47㎜×8㎜)を切り出して,サーボプレスを使用して熱間鍛造試験を行った.このとき,サーボプレスは3tの背圧をかけるように設定し,成形温度のみを変えて成形試験を行った. 形温度を上げることで熱間鍛造が可能であることを示している.実験したAl含有量が13%であるMg-11%Al-1.0%Znの場合でも成形温度を425℃まで上げることで,図15(b)と同等な成形品が得られることを確認している. 4.結論 本研究を遂行するにあたり,公益財団法人天田財団の一般研究開発助成を受けました.ここに記して厚く御礼申し上げます. Al含有量の高いAM系およびAZ系のMg合金の双ロールキャスティングを行いクラッドの製造および熱間鍛造に有効であることを明らかにした. 図14 鍛造成形品の寸法 謝 辞 図11(c) クラッド接合部(圧下率20%) 図12 クラッド接合部各位置における硬さ 図13 せん断試験片の寸法 A1050 AM100 − 130 −

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