_ 図16にE試験片の変形機構を示す.純Mgでは{101_双晶の先端に中立面があり,Mg-Y合金では{101_とがわかる.Y添加は{101_しやすくなる.したがって {101 _1}-{101_{101_り{101_また図14 (b)および図15 (b)に示すように, {101_は引張側で一次錐面すべりおよび{101 図14 純MgのE試験片における曲げ変形の様子 図13 双晶のCRSSとY添加量の関係 図14および図15に純Mgおよび0.15Yの変形後の様子を示す.B試験片と異なりE試験片は「V-shape」状に変形した.純Mgでは,圧縮側から引張側に向かって多数の2}双晶が発生していたが,図15のようにY添加によ2}双晶の領域は減少し,0.25Yではさら減少した.内で底面すべりが観察された.これは双晶内の方位回転によるものである.さらに図15(c)に示すように,0.15Yでが活動しており,これは0.25Yでも同様であった. 図15 0.15YのE試験片における曲げ変形の様子 2}二重双晶二重双晶の間に中立面が存在するとし,曲げ変形中の中立面の位置xhを測定した.その結果,図17に示すように,Mg-Y合金における中立面の移動は純Mgに比べて小さいこ2}双晶の活動応力を増加する5)ため,相対的に二重双晶や一次錐面すべりが引張側で活動中立面の移動が減少したといえる. 2}双晶図17 E試験片における中立面とY添加量の関係 ここで,二重双晶の面積から二重双晶により生じる引張歪を求めたところεに比べ非常に小さかった.また安藤ら6)は,二重双晶からき裂が発生すると報告している.本研究でも,0.07Yではε=13%で二重双晶が発生し,約17%でその双晶に沿ってき裂が生じた.一方0.15Yや0.25Yでは,ε=5%で二重双晶が発生したにもかかわらず,約20%までき裂が生じなかった.Mg-Y合金では,図15 (c)に示すように,引張側で一次錐面すべりが生じている.したがって,0.15Yおよび0.25Yでは,二重双晶周辺で発生した多数の一次錐面すべりが二重双晶の界面での応力集中を緩和したため,き裂発生を抑制したと考えられる.以上の結果より,Mg-Y合金では,引張側における変形は一次錐面すべりによって生じるといえる. 2}双晶の領域が狭くなり,図16 E試験片における曲げ変形機構 2}2}双晶と− 109 −
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