助成研究成果報告書Vol33
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− 56 −レーザプロセッシングAF-2017239奨励研究助成A(若手研究者)レーザ加工,生体材料,インプラント超短パルスレーザ,ナノ周期構造,細胞伸展方向制御shinonaga@okayama-u.ac.jp岡山大学 大学院 自然科学研究科 助教篠永 東吾レーザ誘起ナノ周期構造の表面形状制御による高付加価値生体材料の創成チタン(Ti)やTi合金などのTi系金属材料は耐食性や機械的性質に優れることから人工関節などのインプラント材料として最も広く用いられている.しかしながら,Tiは金属材料であるがゆえに,骨再生に長期間を有するなどの問題点を有しており,これらの問題点を解決するためにTi表面への新機能付与が必要とされている.早期の骨再生を実現するための新機能付与に,骨芽細胞の伸展方向を一方向に制御する細胞配向性がある.本研究では超短パルスレーザ誘起ナノ周期構造の形成による高能率細胞配向性の付与を目指し,ナノ周期構造の表面形状制御を試みた.さらに,細胞配向性の向上に有効なナノ周期構造の表面形状を明らかにすると伴に,Tiの初期表面形状がナノ周期構造に及ぼす影響について示した.

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