− 53 −レーザプロセッシングレーザプロセッシングAF-2017233一般研究開発助成AF-2017234一般研究開発助成土木・建築,インフラ構造物,除去加工ファイバーレーザー,レーザークリーニングmfujita@ilt.or.jp表面機能構造エバネッセント波takahashi@nanolab.t.u-tokyo.ac.jpレーザー技術総合研究所 レーザープロセス研究チーム 主席研究員東京大学 先端科学技術研究センター 教授藤田 雅之高橋 哲インフラ構造物へのレーザー加工適用性の研究全方位多光束エバネッセント波一括制御型マイクロ光造形装置の開発近年、ファイバーレーザーの高輝度化・低価格化が進み、CWレーザー加工の可能性が広がりつつある。従来は加熱用光源としてのCWレーザーであったが、高輝度ファイバーレーザーはアブレーションを伴う除去加工用光源としても使うことができるようになり、その利用範囲を拡大しつつある。本研究では土木・建築分野におけるインフラ構造物の代表である木材、鋼板、コンクリートを対象として、レーザー加工の適用性を調べることを目的として実験を行った。CWレーザーとガルバノスキャナを組み合わせることで、塗膜の除去から、鋼板の錆取り、石板の溶融接合まで様々な加工を実現することができた。ファイバーレーザーがもつ安定性、堅牢性を活かすことで、屋外での利用を想定した新たなレーザー加工の市場が開けてくるものと期待される。生物の持つ機能性表面微細構造などの複雑な微細周期構造の創製を目指して,本研究では,エバネッセント波を多光束で干渉することで生成される複雑微細光強度分布の加工エネルギーへの適用を行った.まず,多光束エバネッセント波で生成可能な複雑微細構造分布の可視化を実現する数値シミュレータを構築し,複数光波で生成されるエバネッセント波干渉縞の基本特性を解析した.次に,簡単なフィルタ交換だけで全方位多光束エバネッセント波干渉を実現可能な一括制御型マイクロ光造形装置を開発した.最後に,開発装置を用いて,実際に光硬化性樹脂に対して露光実験を行った.原子間力顕微鏡による計測トポグラフィ像の解析から,複数の周期構造が合成された複雑微細周期構造を生成できることを示した.
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