2. 開催場所 図3 会場にて (ピッツバーグ大学の研究者と筆者(右)) Calvin L. Rampton Salt Palace Convention Center 3.国際会議報告 1. 開催日時 3.2 研究発表の概要 本申請で関わった講演は,「レーザー衝撃波を利用した金型用硬質膜の密着耐久性評価」および「アルミニウム合金とエポキシ樹脂界面の密着強度評価」である.この評価技術は,高出力パルスレーザーのアブレーションによる衝撃波を利用し,非接触で界面破壊を誘発させ,数値解析によって界面応力を推定して,引張方向の密着強度を評価できる.本発表の一つは,硬質膜の密着耐久性に関する研究で,金型用基材に被覆した材料について検討した.あるレーザーエネルギーで再現良く剥離すること,その応力場を数値解析で計算することで,引張方向の密着力を定量的に評価した.加えて,繰返しレーザー照射を行うことで,繰返し負荷に対する剥離寿命,つまり密着力の耐久性を評価できる可能性を示した.本発表は,以下の参考文献のプロシーディングス(査読付き)に掲載されている.講演後には,その他の材料への適用性,試験片形状の影響や仕様,密着力の機構に関する質問をいただき,本技術の関心の高さを伺えた.後日,米国の材料に関する研究所からも本技術に関するメールをいただき,技術的な議論を継続し,本研究の更なる発展が見込まれている. 本国際会議への参加にあたって,公益財団法人天田財団の国際会議等参加助成を頂きました.心より厚く御礼を申し上げます. 謝 辞 参考文献 キーワード:金型用硬質膜,耐摩耗性,密着力,レーザー衝撃波 2019年11月10日~11月16日 アメリカ合衆国 ユタ州 ソルトレークシティ 3.1 国際会議の概要 本学会は機械工学全般の大規模な国際会議であり,材料,加工,流体,熱,制御,設計といった様々な機械工学分野の研究者が集い,その数は2,000名以上であった.その中で,機械材料および応用力学分野のセッションが多いため,金属を含めた材料加工やレーザーを援用した材料プロセス研究,それにかかわる材料力学研究の発表も多かった.筆者のグループから5件の口頭発表を行い,また二つのセッションの座長も務めた. 図1会議場の様子 ノーベル物理学賞受賞者S. Chu氏の基調講演の案内(中央) 図2筆者の講演の様子 図4会議後の会食 (ノースカロライナ大学 および中国の大学グルー プとの研究打ち合わせも 兼ねて) 中央大学 理工学部 精密機械工学科 (2019年度 国際会議等参加助成 AF-2019049-X1) 教授 米津 明生 1) Kohei Kanamori, Yusaku Saito, Akio Yonezu, Evaluation of Interfacial Fatigue Strength of Hard Coating by Using Repeated Laser Shock Adhesion Test, ASME2019 International Mechanical Engineering Congress & Exposition (IMECE), Paper Number: IMECE2019-11145, 6pages, Salt Lake City, Utah, U.S.A. (11/14/2019) » https://doi.org/10.1115/ IMECE2019-11145 − 453 −ASME International Mechanical Engineering Congress & Exposition (IMECE2019)
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