− 41 −レーザプロセッシングレーザプロセッシングAF-2017209一般研究開発助成AF-2017210一般研究開発助成レーザー加工,放熱,膜形成レーザー,微粒子,付着加工,絶縁性高熱伝導膜suzukik@sendai-nct.ac.jp歯科治療分野➡歯科インプラントシステムの普及レーザ処理,表面改質,チタン合金,歯科インプラントkomotori@mech.keio.ac.jp仙台高等専門学校 機械・エネルギーユニット 教授慶應義塾大学 理工学部機械工学科 教授鈴木 勝彦小茂鳥 潤レーザー付着加工技術によるAl上への高電気抵抗・高熱伝導硬質膜形成技術の開発レーザプロセッシングによる歯科インプラントシステムの高度化レーザーを支援し膜を付着加工する手法でアルミ上に絶縁性高熱伝導の広域膜を形成する技術の開発を行った。レーザー熱吸収のため、灰色の炭化ケイ素を主成分にし、絶縁性高熱伝導体のダイヤモンド微粒子の他に導電性のグラファイトやグラフェンシートの微粒子だけでなく絶縁性を持たせるため六方晶窒化ホウ素との混合微粒子を使用した。形成膜の軟X線放射光とXPS測定により、性能低下を招く炭化ケイ素の酸化が明らかにされたが、ダイヤモンドよりシート状のためかグラファイトやグラフェンの方が、酸化低減効果が大きい事が分った。又、添加微粒子は膜内で変質せず、開発した成膜法により、六方晶窒化ホウ素の高熱伝導性を示す軸配向に成膜可能なことが明らかにされた。しかし、熱膨張率の温度変化測定から膜の密度が小さいことが推定され、膜の酸化低減と共に改善が必要である。虫歯や歯周病などが原因で天然歯を失った場合の治療には,これまでは入れ歯やブリッジを用いるのが一般的であった.しかし最近では,人工歯根の利用も盛んになってきている.その最大の理由は,人工歯根を用いて治療することにより,天然歯に近い咀嚼力や審美性が実現できるという大きなメリットがあるからである.しかしその反面,治療期間が長期に亘るというデメリットもある.実際,通常の人工歯根の場合には12週間以上,アパタイトコーティングされた人工歯根の場合にも,定着までにはおよそ8週間を要する.当該申請の究極の目的は,治療期間の短縮と安全性の確保である.本申請では,歯科インプラントシステムの高度化に資する基礎的研究として,申請者らが開発したレーザ誘起湿式表面改質プロセスにより,アバットメントの表面にAgイオンを導入することにより抗菌性を付与することにチャレンジした.
元のページ ../index.html#43