図■局所発泡金属緻密部と■■■■材の引張強さの比較れたことで,放熱性能の向上につながったと考えられる.また,実験結果を解析結果と比較すると,その傾向は定性的に一致した.但し,解析の最低温度は試験片の測定結果よりも低かった.この理由として,図■ff■■からわかる通り,発泡ありの■■モデルではオープンセルを想定しているためであり,発泡ありの解析における発泡部の放熱特性への寄与が,実際の測定における発泡部の寄与よりも大きなものであったと考えられる.■・ 局所発泡金属の緻密部の強度特性図■に,引張試験結果として,各条件の引張強さの平均値を示す.図■より,発泡金属緻密部の引張強さと■■■■材の引張強さで比較を行うと,発泡金属の緻密部は■■■■■■材の引張強さよりも大きく,■■■■■■■材の引張強さよりも小さい結果となった.発泡金属の緻密部が熱処理を行っていない作製したまま材であることから,今後,溶体化処理などを行うことにより,引張強さを向上させることが可能と考えられる.また,エネルギー分散型X線分光器(■■■)を用いた化学組成分析で増粘剤■■と発泡剤■■■ の含有率測定をそれぞれ行ったところ,発泡金属緻密部における増粘剤と発泡剤の含有量は発泡金属作製時の添加量に比べて極めて小さいことがわかった.以上のことから,緻密部への増粘剤と発泡剤の強度や化学組成に対する影響は小さいと考えられる.このように,発泡金属の発泡部,つまり,増粘剤と発泡剤を部材内で精度よく配置することができれば,構造材料として使用しつつ,発泡部のある部分では,機能材料として扱うことができると考えられる.■・■鋳包みによる接合界面性状の検討図■■に■■■■■■で観察した■■■■■■■含有■■基複合材料試料の断面を示す.図■■ff■■が押出し方向に対して垂直に切り出した断面,図■■ff■■が押出し方向に対して平行に切り出した断面であり,黒く見えるものが■■である.図■■より,ff■■は■■が点状に,ff■■は■■が紙面左右方向の押出し方向に揃っていることがわかる.これは■■粉末と■■が押出される際に,■■の向きが押出し方向に揃うため,このような断面になったと考えられる■■.図■■に鋳包み法により,発泡金属と同じ組成の■■合金ff■■垂直方向図■■押出し法により作製した複合材料の断面観察ff■■垂直方向図■■鋳包み法によって接合した■■合金と複合材料のff■■垂直方向図■ 鋳包み法によって接合した■■合金と複合材料のと複合材料を接合した試料の断面を金属顕微鏡で観察した様子を示す.図■■ff■■が押出し方向に対して垂直に切り出した断面,図■■ff■■が押出し方向に対して平行に切り出した断面である.また,複合材料と■■合金部の境界部分において,複合材料と■■合金が密着していると見られる位置を白線で示している.図■ に,白線の位置を■■■■■■で観察した様子を示すが,図■ からも当該部位は微視的にも密着していることが確認できる.図■■ff■■において,垂直断面の複合材料と■■合金の密着割合,つまり,複合材料と■■合金の境界線における白線の割合は,約■■■であり,複合材料の■■含有率が異なる場合でも同様であった.この理由として,次のことが考えられる.本研究で使用した複合材料は押出したままの状態で使用している.押出しまま材は,図■■ff■■の下部で見られるように,表面粗さが大きい状態である場合がある.このように表面粗さの大きい部分では■■合金の溶湯が細部に入る前に固化してしまうために,密着割合が小さくなってしまったと考えられる.また,本研究では,鋳込み温度を一定で実施したが,より適当な鋳込み条件があるものと考えられる.つまり,複合材料の表面を平滑にし,溶湯■■■■■■ff■■平行方向ff■■■■■■■■■■■■■■ff■■平行方向断面観察ff■■■■■■■■■■■■■断面微視観察ff■■■■■■■■ff■■平行方向CompositeBase metalBase metalComposite− 412 −
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