ス液滴と基板との非接触状態を安定的に維持できることがわかった. 基板上で軟化し始め,そのまま加熱し続けると変形しながら浮上した.浮上高さは100µm程度に比べて低く,カメラの視野内で移動が確認できた.球状化した後のガラスは弾むようにして基板上を移動したことから,100ºC以上の状態で移動しレーザースポットから外れた後,室温まで冷却されたと考えられる.粒径がレーザースポットより大きい500µm以上のガラスカレットでは,ガラスはレーザー照射領域から徐々に軟化・変形し始め,10秒以上の時間をかけて球状化した.球状化した後,水平方向に転がるようにして移動した.高速度カメラの画像からでは,ガラス球が基板から浮上しているかどうか判別できなかったが,回収したガラス球に平坦面が見られなかったことから,球状化したままTg以下の温度まで冷却されたものと考えられる. 水を含んだアルミナ多孔質基板上でのレーザー加熱により軟化したガラス微粉はほぼ100%の歩留りで球状化することができた.シャーレから水を取り除き多孔質基板からの水の供給量を制限した場合,球状化することはできなかった.したがって,アルミナ多孔質基板が持つ連通孔を通して基板下部から水を常時供給することで,高温ガラ− 367 −
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