図5 メッシュモデル (a) (b) 図6 ダブルサイド工具の配置 (a) Roll:α■■■■■■■■ (b) Pitch:β ( < 0) ■■■■■■■■(c) Pitch:β ( > 0) ■■■■■■■■図7 ダブルサイド工具配置の詳細 − 229 −3.インクリメンタルフォーミングの3次元FEM解析 3・1 計算モデル 図5は,計算に用いた計算モデルである.素材全体を計算対象とすると多大な時間を必要とし,系統的に成形パラメータを変更したり板厚方向に十分な要素数を確保し難い.したがって,同図(a)のように,円板からリング領域を切り出し,さらに中心角10°の領域を計算対象とした.工具は直径2rpの剛体球とし,モデル中央を円弧に沿って移動する.多周回の場合には,r0 =20mm前後を1通過ごとに-z方向にpzだけ送りながら周回する. 同図(b)は用いたメッシュモデルである.sine側に基づき,面BC は固定し,面AD のRφ方向の変位を拘束した.また,面ABと面CD は周期境界条件を定義してプロセスを近似した.板厚方向の変形が必ずしもシェル要素の仮定に適合しないのでsolid 要素を用い,さらに板厚方向に8要素を配置した.素材は,板厚は0.3mm とし,軟鋼板を想定した.ただし,異方性は考慮していない.解析には,Marc2018.1を用いた.
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