(1)IH加熱してから加熱温度を成形過程において950℃に保つように設定する. (2)回転円筒の片側の端部を回転しないようにアイボルトで完全に固定する. (3)加熱コイルを通した成形素材の角パイプを固定治具で回転円筒の中央部に固定する. (4)加熱コイルを角パイプの成形部位に合わせて,回転角度を制御するためのインジケーターを取り付ける. (5)加熱温度を計測して,約50秒程度で950℃に温度上昇することを確認する. (6)バールを使い,人力で回転円筒を回して部分ねじり塑性変形を実施する. (7)成形が完了した後,ブロワーバキュームを使い塑性成形した部位を冷却させる. (8)各段に対し順番に同様な部分加熱回転成形を行い,最終的にRTO構造が得られる. 2.回転固定 1.温度設定 3.素材セット 5.温度測定 6.ねじり成形 4.角度設定 7.部分的冷却 8.成形品 図16.RTOと正方形角筒の衝突解析モデル 図17.RTOと正方形角筒の圧潰変形様子 図15.部分加熱回転加工法の成形流れ 表2. 衝突エネルギー吸収量の比較(単位:MJ) 衝突解析を行い,ただし,正方形角筒の場合は,横へ折り曲がる圧潰変形するパターンと最後まで圧潰変形が続けられるパターンの2つの結果が存在して,それらの衝突圧潰変形の様子を図17に示し,衝突エネルギー吸収量の比較結果を表2に示す. 表2により,RTOの衝突エネルギー吸収量は正方形角筒より多いことが確認できる. エネルギー吸収量 5.RTOの衝突エネルギー吸収性能確認 成形したRTOの衝突エネルギー吸収性能を確認するため,有限要素法を利用して図16に示すRTO構造と現行の正方形断面の角筒構造に対して,それぞれ同じ解析条件でRTO RTO 8.92 速度54km/h 倒れない ケース 正方形角筒 倒れる ケース 倒れない 倒れる RTO 5.02 4.47 − 211 −
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