助成研究成果報告書Vol33
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4・2 サンドイッチ構造を持つプリカーサの変形 率を付与したポーラスコア部の体積は,ポーラスAlサンドイッチの側面写真(後に示す図11, 12(a)参照)をもとに画像処理ソフトImageJを用いてコア部の面積を求め,それにポーラスAlサンドイッチの奥行き(15mm)をかけることによって算出した.さらに,前章と同様の方法で,曲率を付与した中央部分のX線CT撮像を行い,ポーラスコア内部の気孔形態を表す各パラメータ(d, e, dx, ex, dmおよびem)を評価した. 図6に,押込み量15 mm までの3点曲げ試験における, サンドイッチ構造を持つプリカーサの変形挙動の例を示す.押込み量15 mmまでは,プリカーサは割れや界面での剥離などの挙動は見られず,圧子に沿うように塑性変形した.図7に,圧子を押込み量20 mmまで押込んだ試験におけるプリカーサの外観写真を示す.また,図8に,3点曲げ試験における圧子荷重と押込み量の関係の例として,圧子の押込み量20 mmの結果を示す.この図のように,押込み量の増加とともに,圧子荷重は顕著に増加した後,ほぼ一定のこう配で増加するようになる.割れは,押込み量18 mm程度で,ほぼ圧⼦直下の下部表面材とADC 12コア部の境界側面において発生し,押込み量が1 mm程度増加する間に,図4(b)のように,ADC12コア部の高さ方向ほぼ全体にわたるまで進展した.この割れは上部表面材とADC12コア部境界に達すると,進展が停止するため圧子荷重の低下はなくなり,その後,表面材が損傷した.ただし,押込み量20 mmでは,上下の表面材には割れなどの損傷は現れていなかった.また,押込み量15 mmあ − 178 −

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