助成研究成果報告書Vol33
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− 14 −塑性加工AF-2017004重点研究開発助成B 課題研究鋳造や熱間・温間鍛造または溶接で加工されていた部品の代替冷間鍛造,板鍛造,加工荷重zgwang@gifu-u.ac.jp東海国立大学機構 岐阜大学 工学部・機械工学科 教授王 志剛板鍛造による高張力鋼板製フランジ付き有底カップの成形法の開発精密鍛造において工具の圧力が従来の10%程度で加工できる「切削鍛造加工法」を発明。切削加工で発生する連続切りくずの生成原理を応用し、切りくずを製品形状の一部として生かす、新しい概念の加工法。「据込み」と「押出し」に続く、精密鍛造の第三の基本工法となりうる。従来は精密鍛造での加工が困難な大きさ・形状・硬度の部品も加工できるようになる。カップの底部の位置を、強度を弱めずに自由に変えるような、従来できなかった加工ができる。従来は鋳造や熱間・温間鍛造または溶接で加工されていた部品が精密鍛造に代替される可能性があり、製造コスト低下や強度アップにつながる。自動車部品に用いられるハイテン(高張力鋼)など硬い素材も加工できる。サイズが大きく、複雑な断面形状をもつ、高強度の材料を用いた精密中空部品の加工に適しており、自動車や機械などの部品の製造に用いられる可能性が高い。

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