4. 結 論 謝 辞 参考文献 われる.伸びは押出比が大きくなると,0°方向は若干減少傾向,90°方向は若干増加傾向であったが,明確な差ではなかった. 本研究では,サーボプレスを用いた押出加工・圧延加工による超高純度マグネシウム板材の作製について検討した.得られた結果をまとめると以下の通りである. (1) サーボプレスを用いた押出温度375℃,押出比R9~13の押出加工,圧延温度75℃~400℃の圧延加工により超高純度マグネシウム板材を作製できる. (2) サーボプレスを用いて押出加工したことにより,表面粗さは大幅に改善され,押出材を圧延することで表面粗さがさらに改善する. (3) 押出・圧延材のビッカース硬さは,圧延前の押出比に影響はないが,押出材に比べ硬くなる.また,ビッカース硬さは,圧延温度125℃から圧延温度400℃まで圧延温度が上昇すると硬さは減少する. (4) 真空蒸留・押出材を圧延することで引張強さは,圧延方向に対して0°方向よりも90°方向の方が大きくなる. 本研究は,公益財団法人天田財団 一般研究開発助成により実施した研究に基づいていることを付記するとともに,同財団に深く謝意を表します.また,本研究の実験に従事した佐伯蘭氏ならびに本研究の押出加工にご協力いただいた本校技術室 橋本安弘氏に感謝致します. 1)日本塑性加工学会:マグネシウム加工技術,(2004), コロナ社. 2)日本マグネシウム協会:現場で生かす金属材料シリーズ マグネシウム,(2009),工業調査会. 3)鎌土重晴, 小原 久:マグネシウムの先端的基盤技術とその応用展開 普及版,(2018),シーエムシー出版. 4)井上 誠,鎌土重晴,小島 陽: 軽金属,4455(1995), 697-701. 5)井上 誠, 岩井正雄, 鎌土重晴, 小島 陽:軽金属, 5511(2001), 285-289. 6)井上 誠, 島 政司, 会田哲夫, 松澤和夫:軽金属, 5599(2009), 637-641. 7)井上 誠,松澤和夫,会田哲夫,高廣政彦:軽金属,6666(2016), 119-123. 8)井上 誠:天田財団 助成研究成果報告書,2299(2016), 43-46. − 143 −
元のページ ../index.html#145