図12にプロットする.ωEとn値の間には決定係数0.98を超える相関関係が存在する.これを踏まえたn値を次式に示す. ■=9.42ω−5.04×10−4 σB−0.283 (3) この式を用いて推定したn値を実験値と図13で比較する. 推定値のn値は実験値と良い一致を示す.ハーバート硬さ試験を用いてn値を推定することが可能と考えられる. 4.まとめ 引張試験を行うことが難しい材料に関して,塑性加工にとって重要なパラメータであるn値を,ハーバート硬さ試験を用いて推定可能か調べることを目的として研究を行った.平均角速度硬さとn値の間には直接的には関係性が認められない.これはハーバート硬さ試験機の揺動挙動におよぼす材料強度の影響がn値に比べて強いためと 考えられる.引張強度合わせて考えることにより,平均角速度硬さを用いてn値を推定できる. 本研究を支援してくださった公益財団法人天田財団に感謝の意を表します. 1) Edward G. Herbert: THE ENGINEER, 135 (1923), 686. 2) R.Suzuki・T.Kaburagi・M.Matsubara・T.Tashiro・T.Koyama: EXPERIMENTAL TECHNIQUES, 40-2 (2016), 2. 3) M. Matsubara・K. Sakamoto: EXPERIMENTAL TECHNIQUES, 36-3(2012), 75. 謝 辞 参考文献 − 139 −
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