助成研究成果報告書Vol33
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約10%で空引き,液体マンドレル引きを6パス繰り返した時FEMと実験により得られた管の肉厚比(肉厚/直径)を示す.液体マンドレル引きのFEMでは管内圧を100MPaと仮定すると肉厚比は,実験値にほぼ一致するとことがわかった. 無痛注射針用医療用極細管には,薬剤を注入する面から管肉は薄肉であることと管内表面性状が良好であることが要求される.薄肉管製造には液体マンドレル引きが有効であることと,FEMにより空引き,液体マンドレル引き後の肉厚を精度よく予測できることが明らかになった. 図5 空引きと液体マンドレル引きにおける管のFig. 5 空引きと液体マンドレル引き管の断面形状 Fig. 5 空引きと液体マンドレル引き管の断面形状 % W 0 60 Total reduction of diameter %% 図4 空引きと液体マンドレル引きにおける管 oitar ssenkciht lla ebut foる肉厚と管断面形状の変化 の肉厚比 図6 素管および直径0.18mmまで空引き,液体マンドレル引きした管の内面のSEM写真と表面粗さ 断面形状 2.3 繰り返し空引き,液体マンドレル引きにおけ直径1.27mm,肉厚0.146mmのステンレス鋼焼鈍し管(SUS304)を繰り返し空引き,液体マンドレル引きを行い,注射針34ゲージに相当する直径0.18 mmまで引き落とした.双方の引抜き法とも直径目標の直径0.18mmの極細管に引き落すことができた.それらの管の断面形状,肉厚,管内表面の性状を調べた. 素管,直径が0.42 mm及び0.18 mmの引抜き管の断面形状写真を図5に示す.空引きでは,引抜きを繰り返すと増肉し,管内面にしわが発生する.すでにb) Fluid-mandrel c) Hollow sinking a)Mothertubed=1.27mm 300μm t=0.146mm 300μmd=0.42mm d=0.42mm 300μmt=0.091mm d=0.18mm 60μm t=0.036mm 300μm t=0.142mm d=0.18mm 60μm t=0.073mm 40 30 20 FEM 10 10 20 Tube Die Sinking Fluid-mandrel drawing (P=100MPa) 30 40 50 − 119 −

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