− 34 −塑性加工AF-2016040一般研究開発助成塑性加工,構造材料創成,固相接合技術,継手効率向上化技術くり返しせん断変形加工,摩擦撹拌接合,継手効率aoki-k@shibaura-it.ac.jp芝浦工業大学 工学部・機械機能工学科 教授青木 孝史朗超微細アルミニウム合金板材における高継手効率を示す摩擦撹拌接合継手の開発超微細組織を有する高強度材料を創成する方法の1つとして,繰り返しせん断変形加工(ECAP)がある.この方法では材料の寸法が金型の大きさに依存するため,大寸法のECAP材を作ることは困難となる.よってECAP材の製品への応用を考えた場合,部材を接合し寸法を拡大する手法が考えられる.超微細組織材同士の接合を考えた場合,接合時の発熱で超微細組織を破壊しないことが求められる.本研究では板材に適した固相接合の1つである摩擦攪拌接合(FSW)を用いた.様々な条件でECAP加工を施したA6063-T5材をFSWにより接合し,継手効率70%以上を目指したが,FSWに伴う入熱により軟化現象が発生し,今回調査した範囲では継手効率は59%が上限であった.継手効率上昇のためには,接合領域を限りなく微少化する必要があることが分かった.引き続き,工具形状・接合条件の調査が必要であることが分かった.
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