− 27 −塑性加工塑性加工AF-2016025一般研究開発助成AF-2016026一般研究開発助成摩擦攪拌接合,異材接合摩擦アンカー接合,亜鉛めっき鋼(GA鋼),アルミニウム合金m-sakamura@toubu-kg.pref.hiroshima.jp塑性加工,チューブフォーミング,通信機器回転引曲げ加工,薄肉方形管,変形特性,加工限度utsumi@mail.saitama-u.ac.jp広島県立総合技術研究所 東部工業技術センター加工技術研究部 副部長埼玉大学 教育学部 生活創造講座 准教授坂村 勝内海 能亜金属の塑性流動を利用した新たな接合技術の開発衛星用薄肉導波管の小曲率半径化を目指した曲げ加工技術の開発筆者らは、軟質金属と硬質金属の重ね点接合継手強度をアンカー効果によって高めることのできる摩擦アンカー接合を考案した。これまでの研究で合金化溶融亜鉛めっき鋼(GA鋼)とアルミニウム合金を直接接合するのは非常に困難なことが分かっている。この対策として、表面を陽極酸化処理したアルミニウム合金(A1100)を用いて接合を試みた。その結果、特に十字引張強度の大幅な低減を一定程度抑制することが可能であることが分かった。この結果から、GA鋼とアルミニウム合金の間に10µm程度の薄いインサート材が存在するだけでも、GA鋼とアルミニウム合金の摩擦アンカー接合継手の強度向上に効果があることが明らかとなった。また、東芝マテリアル(株)と共同で耐久性の高い摩擦アンカー接合ツール用窒化珪素を開発することができた。薄肉方形管の曲げ加工では,座屈現象である屈服やしわが発生しやすい.また,曲げ加工と同時に発生する断面変形として偏肉やへん平化などが発生し,管の断面の形状精度を低下させる.さらに,小さな曲げ半径の加工では,その材料の伸びを超えた場合に発生するくびれや割れなどが起こり,これら不良現象が各種産業における曲げ製品では問題となってくる.ここでは,通信機器としての衛星用導波管を想定し,薄肉方形管の曲げ加工に関する研究を行った.供試材としてA6063-O材,20×10×t0.5mmの方形管を採用した.曲げ加工法は軸引張力の負荷と積層心材の適用が可能な回転引曲げを適用し,薄肉方形管の変形特性や加工特性を調査し,各種不良現象の抑制方法と加工限度を明らかにした.
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