− 26 −塑性加工塑性加工キーワード連絡先メールアドレスキーワード連絡先メールアドレス[応用分野]上智大学 理工学部・機能創造理工学科 准教授[応用分野]物質・材料研究機構 機能性材料研究拠点セラミックスプロセッシンググループ グループリーダーAF-2016023一般研究開発助成AF-2016024一般研究開発助成塑性加工による表面性状の向上バニシング加工,ダイヤモンド工具,CVD,導電性ダイヤモンド,平滑面創成hide-tanaka@sophia.ac.jp塑性加工強磁場,結晶配向,スリップキャスト,電気泳動堆積法suzuki.tohru@nims.go.jp田中 秀岳鈴木 達CVD導電性ダイヤモンドを用いたバニシング工具による温度測定結晶配向を利用したセラミックスの高温塑性変形能付与バニシング加工において精密な加工を目的とした場合,工具が導電性を有している方が望ましい.工具が導電性を有していると,工具−工作物間の導通確認により,正確な接触点のプリセットが可能になるからである.既存の単結晶ダイヤモンド製バニシング工具は,条件に関わらず切りくずの発生はなく平滑面が得られるが,導電性を有していない.前報で報告した超硬合金製工具は導電性を有し,熱起電力も確認できたが,特定のバニシング条件下において,切りくずが発生し,良好なバニシング加工が行えなかった.そこで,本研究ではホウ素を添加したCVDダイヤモンドを使用し,導電性ダイヤモンド工具を製作した.製作した導電性ダイヤモンド工具と工作物間の熱起電力を確認し,校正曲線を推定した.また,同工具を使用してバニシング加工実験を行い,工具−工作物熱電対法によってバニシング加工中の温度を測定したので報告する.セラミックスの高温での塑性変形は粒界すべりにより担われており、その粒界すべりで生じる粒界近傍での不整合を緩和する機構の作用により、キャビティーの発生が抑えられ大きな伸びを得ることが可能となる。よって、粒界すべり、および緩和機構を促進することは、大きな塑性変形を得るために重要となる。本研究においては、粒界すべりの促進のために、粒界方位に着目した微構造制御を行うことで、その塑性変形への影響を検討した。結晶方位を考慮した微構造制御を行うことで、塑性変形に優れたアルミナ焼結体の作製に成功した。また、配向積層構造制御に関しては、2次元的な配向積層だけでなく、アルミナのc軸を回転させながら積層する螺旋構造の制御にも成功した。今後は、配向積層アルミナにおける塑性変形特性についても解析を行い、単相アルミナにおいて塑性変形を促すような微構造の設計指針の確立を目指す。
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