− 25 −塑性加工塑性加工AF-2016021一般研究開発助成AF-2016022一般研究開発助成塑性加工,構造用材料展伸用マグネシウム合金,多軸鍛造,ミクロ組織,力学特性,変形・破壊挙動akihiro@cc.miyakonojo-nct.ac.jp塑性加工電磁圧接,異種金属接合,電磁誘導加熱masaki_i@metro-cit.ac.jp都城工業高等専門学校 機械工学科 教授首都大学東京 東京都立産業技術高等専門学校 ものづくり工学科 准教授高橋 明宏石橋 正基多軸鍛造を施したマグネシウム合金のミクロ組織と力学特性に関する統一的理解金属材の電磁圧接加工の実用化に関する研究本研究では,多軸鍛造を施した展伸用AZ31MgおよびAZ70Mg合金の材料組織学的な統一的理解を目指すことを目的として,ミクロ組織的な変容,引張と三点曲げ特性評価,および主にAZ31Mg合金の破壊挙動観察を実施した.本研究にて得られた結果を以下にまとめる.1)本研究の降温多軸鍛造によって,AZ31MgおよびAZ70Mg合金の結晶粒は微細化した.多軸鍛造は受入材の加工集合組織をスクラップし,動的再結晶を利用したミクロ組織制御方法といえる.2)ミクロ組織のみに関わらず,多軸鍛造はMg合金の降伏応力の制御,ひいてはき裂先端の塑性域寸法を制御する上で有効である.3)多軸鍛造を施した汎用Mg合金の室温における変形・破壊の主要因は,結晶内のすべり帯の活動と粒界すべりであると考えられる.電磁圧接は,平板状ワンターンコイルにパルス大電流を流し,コイル正面に置かれた可動薄板を他方の固定薄板に重ねシーム接合する技術である.本研究では,間隙長を変えて得られる2種類のアルミニウム(可動薄板)と低炭素鋼(固定薄板)の電磁圧接板について,接合強さ,接合可能な間隙長範囲および接合要因について述べる.また,固定薄板である低炭素鋼板を加熱し,軟化させることによって,硬い材料を用いても電磁圧接が可能になるのではないかと推測される.薄板の加熱方法としては,ヒーターで加熱する方法,高周波誘導加熱(IH)で加熱する方法,直に電流を流して加熱する方法が挙げられる.本研究では,固定薄板を誘導加熱により高温に加熱し,高硬度材料の電磁圧接を可能にすることを目的としている.
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