助成研究成果報告書Vol32
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− 20 −塑性加工塑性加工キーワード連絡先メールアドレスキーワード連絡先メールアドレス[応用分野]千葉工業大学 工学部機械工学科 教授[応用分野]岐阜工業高等専門学校 機械工学科 教授AF-2016010一般研究開発助成AF-2016011一般研究開発助成塑性加工,光学部品製造,精密部品製造,成形加工塑性加工,金型,レンズ,レンズアレイ,圧痕,精密加工,成形加工takino.hideo@it-chiba.ac.jp塑性加工分流方式型鍛造,かえりなしせん断法,平押し法,穴抜きkatoh@gifu-nct.ac.jp瀧野 日出雄加藤 浩三圧子押し込みによるレンズアレイ型の精密創成分流現象を伴う平押し法の厚板材穴抜き加工への適用についての研究工作物に多孔質焼結材を用いる,圧子の押し込みによるレンズアレイ型の創成法を提案した.提案した方法の有効性を評価するため,気孔率9%のアルミニウム焼結体を用いて実験を行った.工作物をステップ送りして,Φ1mm超硬球の圧子を押し込んでレンズアレイ型を創成した.その結果,溶製材の場合に見られる圧痕外周の盛り上がりが抑制でき,高精度のレンズアレイ型が創成できる可能性があることがわかった.単一レンズは,その最外周を除けば,1〜2µm程度の形状精度が得られた.深さ80µmの9要素レンズアレイ型が,深さばらつき4µm,すなわち5%で創成できた.工作物が粗面の場合,圧子の押し込みによって表面粗さが向上した.一方,平滑面に対しては,表面粗さが増加した.これは圧子の表面粗さが圧痕表面に転写された結果であると考えられる.平滑な圧子を用いることにより,平滑な圧痕が得られるものと期待される.本研究では,厚手金属板材の穴抜きに焦点を絞り,かえりの発生しない穴抜き方法を研究シーズとして開発することを目的として,従来技術の平押し法と分流方式型鍛造の両概念を結合した新たな加工工程に着目した検討を実施した。検討に際しては,第1ステップとして,有限要素法によるシミュレーションを行い,提案する新たな穴抜き法の適用可能条件を定量的に評価した。次いでは第2ステップではシミュレーション結果を踏まえた実験を実施した。実験の結果,提案する穴抜き法では半せん断工程において分流現象が実現されていることが確認された。また,第1工程の半せん断工程のクリアランスと圧下量をパラメータとして,第2工程の押戻し工程における分離可否の限界線を提示した。

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