助成研究成果報告書Vol32
21/458

− 19 −塑性加工塑性加工キーワード連絡先メールアドレスキーワード連絡先メールアドレス[応用分野]富山県立大学 工学部 教授[応用分野]広島大学大学院 工学研究院 材料・生産加工部門 助教AF-2016008一般研究開発助成AF-2016009一般研究開発助成プレス加工,射出成形,ナノインプリント,金型ガス透過,金型,モールド,プレス加工takeis@pu-toyama.ac.jpプレス成形,成形シミュレーションアルミニウム合金板,温間変形,温度・速度依存性hamahiro@hiroshima-u.ac.jp竹井 敏濱崎 洋成型不良を減らす超微細プレス加工用ガス透過性モールド(金型)材料の開発アルミニウム合金板の温間プレス成形CAEの開発ナノインプリントリソグラフィ用ガス透過性モールド材料を含め微細加工材料を開発した。査読付き学術論文・国際プロシーディングス15報を公開した。耐熱性・流動性に乏しく、複雑なプラスチック成形が容易ではない高機能性材料を成形する多種多様な企業ニーズが飛躍的に拡大しており、高機能性材料の成形不良の改善のため、植物を活用するナノインプリントリソグラフィ用ガス透過性モールド材料は有効であることが分かった。今後、揮発性溶媒が使えなかった炭素繊維複合材料などに使用されるコンパウンドに流動性を付与できるようになり、環境に優しい新成形技術により被転写材の用途拡大が期待できる。研究成果物の事業化を進め、地域の科学技術や社会産業の大きな進展に繋げる。自動車車体軽量化のためアルミニウム合金板の利用が望まれているが,鋼板に比べて難成形材であることからその適用は成形が容易な部品に限定されている.成形中の問題にはストレッチャーストレインマーク,スプリングバックや割れが挙げられる.このような成形不良を解決するのに温間成形の有効性が知られているが,金型設計のための数値解析技術は,常温のそれに比べて精度が不十分である.特にアルミニウムは比較的低温で流動応力が著しく低下し,それに伴ってひずみ速度依存性も大きくなる.しかし,温間二軸変形下での応力‐ひずみ特性を調査した例は極めて少く,応力‐ひずみ構成モデルには検討,開発の余地が多い.そこで本研究では,アルミニウム合金板の温間単軸引張試験,二軸引張試験および応力緩和試験を実施して,温度およびひずみ速度の影響を調査し,温度,速度の影響だけでなく,二軸変形下の異方性や保持による応力変化について検討した.

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る