助成研究成果報告書Vol32
18/458

− 16 −塑性加工キーワード連絡先メールアドレス[応用分野]大阪大学 接合科学研究所 教授AF-2016003重点研究開発助成B 課題研究塑性加工,粉末冶金熱間押出加工,チタン,焼結,相変態kondoh@jwri.osaka-u.ac.jp近藤 勝義熱間塑性加工による局所相変態を利用したヘテロ組織形成とチタン焼結体の高次機能化高比強度や優れた耐腐食性,生体親和性を有するチタンにおける強度と延性の相反関係に関する常識を超越し,パラダイムチェンジを引き起こす高強度と高延性の同時発現を可能とする革新的なチタン創製に挑戦する.具体的には,熱間塑性加工法と粉末冶金法の融合による特異組織形成プロセスを構築し,希少金属成分を一切含まず,原子固溶と局所相変態を利用したトランススケールでのヘテロ構造化による高強度・高延性発現を目指す.ここでは,β相安定化元素である鉄(Fe)成分に着目し,純Ti粉末と純Fe粒子の混合体から固相焼結および熱間押出加工によってα+β2相Ti焼結合金を作製した.その組織構造解析および引張強度評価を通じて,Fe原子の均一固溶状態とβ➡α相変態過程での微細粒形成機構の解明,また微視的な硬質β相のヘテロ分散による強化機構の解明を行い,汎用Ti合金の特性を凌駕する高強度・高延性バランスの達成に成功した.

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る